眠りの牢獄 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062774581

感想・レビュー・書評

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  • 伏線は比較的わかりやすいかな。文章が読みやすく、コンパクトなのであっという間に読了。
    コンパクトながら、とても充実している。個人的には終わり方がうまいなと思う。
    どんでん返しとしてはややインパクトに欠けるかな。でも面白かった。

  • 奇数章、偶数章で別々の視点から描かれている小説で、最初は繋がりがよく分からないが、読み進めていくうちに奇数章と偶数章が有機的に絡み合い、とある殺人事件の真相が浮かび上がってくるという仕掛けであった。地下室に閉じ込められたシーンで死亡した人の肉を食べるというシーンがあり、文章でありながら、電車の中で嫌悪感丸出しの顔をしてしまった。一見、「交換殺人」であるが、最後に一捻りあり、「なるほどー」と唸らせる終わり方をする。

  • 『今、君がどんな夢を見ているのか、そのことをーどうしても知りたいんだ。』

  • 何とイヤな後味を残す作品だろう。浦賀と吉野、北澤を軸にした物語と冴子を軸にした物語が同時進行し、両者が交わる時、真実が明らかになる。上手く練られた仕掛けで真実に近づくのは心地よいのだが…

    そして、後半…ラストは…

    上手いとは思うのだが、読後のイヤな後味がどうにも苦手だった。

  • 浦賀和宏を好きな人もそうでない人も楽しめるようになっていて、やられました…うまい!!

  • 面白い!奇想天外の展開には頭の中でどう繋がってるんだっけ?と読み返すこと度々。
    唸らすような面白さには脱帽。

  • わかりやすくミステリーです。

    小説上の、技巧が巧み。。

    ただ、テクニシャンなだけにテクニックにだけこだわりすぎ、話が安易だった気がします。

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著者プロフィール

1978年、神奈川県生まれ。1998年、『記憶の果て』で第5回メフィスト賞を受賞しデビュー。『時の鳥籠』『頭蓋骨の中の楽園』など、著書多数。2020年、急逝。

「2020年 『こわれもの 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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