ボックス!(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3457
感想 : 225
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  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062775359

作品紹介・あらすじ

アホでおちゃらけ、そしてトラブルメーカー。だけどボクシングは天才的。恵比寿高校ボクシング部、鏑矢義平は風のようなヤツだった。

感想・レビュー・書評

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    纏めて

  • ボクシング題材の青春小説!

  • レフリーの掛け声は「ファイト!」ではなく「ボックス!」

  •  百田尚樹さんの初期作品(2008年刊行)で、高校ボクシングの青春物語です。

     扉及び作中にもありますが、「Box」は<動詞>で「ボクシングをする、拳で殴る」の意味だそうで、タイトルが『ボックス!』と!マークが付いているので命令形ですね。
     これはレフリーの義務の一つで、試合続行を促す命令語なのだとか。実際、日本ボクシング連盟競技規則に明記されているようです。「ファイト!」じゃなくて「ボックス!」なんですね。

     本作・上巻の前半は、ちゃらんぽらんで破天荒だが天才肌の鏑矢が物語の中心、そして他校で階級の違うモンスター・稲村が登場し、あ、将来宿命のライバルになるのかな? と想像するも、話はなかなかそうは展開しません。
     ボクシングとは無縁だった副顧問の女性教師・高津の視点で、アマとプロの違い、ボクシングの基本技術、練習・試合に、読み手も徐々に精通・共感していきます。大阪弁のテンポやフットワークの軽快さなど、双方のリズムもよく読みやすいです。
     鏑矢と同期で、理知的だがいじめられっ子でボクシング初心者の木樽、他の部員たち、女子マネなどの友情と成長が、瑞々しく描かれています。
     練習や試合の場面が多いのですが、心理描写を含め各瞬間が詳細に表現され、とても臨場感があります。

     下巻でどう展開していくのか、楽しみと期待以外ありません。気持ちが逸ります。

    • hibuさん
      おはようございます!
      テンポ良く読めて、なんか一緒に闘っている気分になりますよね?
      下巻もお楽しみに〜
      おはようございます!
      テンポ良く読めて、なんか一緒に闘っている気分になりますよね?
      下巻もお楽しみに〜
      2023/09/30
    • NO Book & Coffee  NO LIFEさん
      hibuさん、おはようございます♪
      コメントありがとうございます!
      百田尚樹さん特有(?)の重厚なイメージを想像したら
      いい意味で違ってまし...
      hibuさん、おはようございます♪
      コメントありがとうございます!
      百田尚樹さん特有(?)の重厚なイメージを想像したら
      いい意味で違ってました。完全アオハル!
      下巻も楽しみです(^^)
      2023/09/30
  • 面白くて一気に読めた。中身はそこそこ。

  • 3年前に読み、今年再読。
    相手を殴り合うという、決して良いイメージを持っていなかったボクシングが、崇高なスポーツであるという事を知らされた。
    ボクシングの練習は単純でキツイからこそ、本当に強いボクサーには筋力だけでなく精神力も備わっているという事を知った。

    この本を読んでボクシングをやってみたい、みてみたいなと思った。

  • 読みやすく面白かったが、設定や展開がよくありすぎる、または無理やりすぎるように感じた。
    例えば、電車で先生が助けられるとか、木樽がなぜか女の子にデートに誘われてそこでボコボコにされるとか、漫画か!って感じた。もうちょっと工夫してほしいと思った。

  • これまたスラッすらと読めた
    ずーーっといつか読もうと思ってたから読めてよかった。私もボクシングに対して暴力、野蛮なものという認識が強かったからここまで読まなかったんだと思う。
    なんか、勝負っていいね
    私は勝ち負けが嫌いだけれど、勝ち負けがあるからこそ頑張れていたものが沢山あるのだとも痛感した。
    大人になったら、勝負することってどんどん減るし、単純なヤツ強さ弱さだけではないことが沢山ある。めんどくさい世界だ

  •  拳闘小説の金字塔……と言っても過言では無いのかも知れない。

  • 面白かった

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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