公爵夫妻の面倒な事情 (講談社X文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062869324

作品紹介・あらすじ

ノエルは画家見習いの少女。王家お抱えの画家だったという父を捜すため、自分も宮廷画家になることが夢だ。でも、宮廷画家は男しかなれない花形職業……。性別詐称は厳罰と知りつつも、ノエルは男の姿で画家を目指すが、仕事先で出会ったひきこもり公爵リュシアンに、女であることがバレてしまう! そこで秘密を守るのと引き替えに提示されたのは、リュシアンの花嫁になり仮面夫婦生活を送るという条件で……!?

感想・レビュー・書評

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  • 恋愛要素は少ないものの、真っ直ぐな気性で元気に走り回るノエルが良い。
    主人公の性格と同じく、すこんと明るい内容です。

  • 面白かったです。

    幼い頃、母を失い、叔父に育てられたノエルは見かけは華奢な少年ながら、実は少女。
    まだ生きているという父親を捜すため、憧れを実現させるために宮廷画家になる夢をいだいています。
    そんな彼女を支えているのが、幼い頃、挫けそうになっていた彼女を励ましてくれた「少年」の言葉。
    何より、それを大切にしているノエルですが、肖像画の依頼を受けて若き公爵の邸に上がったことから、美しい青年公爵と「契約結婚」する羽目に。

    「契約結婚」「男装女子」モノ。ラノベ、TLの王道話形の他にも、「父親探し」など読み手の興味を惹きつける要素が盛りだくさんで、最後まで読めました。
    個人的に、正義感が強くてお人好しのキャラ、ノエルが私は好きです。
    後は、イケズのイケメン公爵さまも、、
    不遇な生い立ち故に人嫌い、引きこもりになってしまった彼がノエルの暖かな人柄に触れて、次第に変化してゆく様子も好感がもてます。
    思わずノエルを応援したくなっていました。読んでいる中に、こういう風にヒロインに感情移入できるのは作品に魅力があるからだと思います。
    シリーズ全三冊ですが、たまたま店頭で第二巻を見つけて買ったので、途中から読み始めました。
    二巻→一巻と読み終え、これから更に完結巻を読む予定です。

    ☆【ネタバレ閲覧注意】
    以下、第二巻以降のネタバレになります。結末を知らずに最初から読みたい方は、ご注意下さい。
    ********************************

    なので、ノエルの探していた父親=国王だったというのを知っていて、第一巻を読みました。
    知っていない方がドキドキ感は増すとは思いますが、さほどに支障はありません。
    これからいよいよ最終巻ということで、国王のただひとりの娘だと知れたノエルと公爵、漸く両想いになっ二人の恋のゆくえが気になるところです。

    蛇足ですが、私は韓流時代劇が好きなのですが、なんとなく、この物語りを読んで「雲が描いた月明かり」→男装女子もの、「猟奇的な彼女 朝鮮時代版」→王女と臣下の恋。
    、、、を連想しました。

  • またまた一癖も二癖もありそうなキャラクター達でも、切り返しの面白さがあっていい。
    ムズキュンも”ムズ”の方が大きい(笑)

    あっさり行ってほしいところが足踏みしたりってのがあるのは仕方ないとして、クスッと笑って陰謀や何やらの”面倒な事情”の展開に期待して…。

    前作からのストーリーの作り方の流れは読んでいて気持ちいい。

  • ひきこもり公爵と、ヒミツの契約結婚!?
    まだ見ぬ父を探すため、ノエルは少年の姿で宮廷画家をめざす。ところが仕事先の公爵リュシアンに女であることがバレて、予想外の申し出を受け入れることに……?

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著者プロフィール

2011年下半期「ホワイトハート」新人賞受賞。

「2017年 『公爵夫妻の幸福な結末』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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