オリーブの罠 (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062882880

感想・レビュー・書評

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  • 私こそはオリーブ少女です。と思ってましたんで。この本は即買いしました。オリーブ少女だからと乗せられていた部分があったとは、知らなかったよ。オリーブは私を作ってくれた大切な雑誌です。のんちゃんジャーナルも、とても懐かしい。大切な思い出です。

  • 作者の思い入れが強すぎてついていけず、読むのを途中でやめてしまった「オリーブ少女ライフ」よりオリーブという雑誌を客観的に見ていて、読みやすかった。
    私がオリーブを認識したのが90年代なので、人生の方向性を導くような熱気を知らないのが残念。
    媚びずに好きな格好をしたり、好きなことをしたりするっていうのは、今の自分磨きに通じるところがあると思った。
    やっぱり先進的な雑誌やったんやなあ。

  • オリーブでデビューした著者の思い入れたっぷりの本。

  • 酒井さんとはオリーブを読んでいた時期が違ったので、余り共感出来ませんでした。これがオリーブの総評だと思われたら困ります。
    そして全体に漂う、バブル期に青春を送った人特有の「私の時代が正解」感と、東京至上主義が気に障りました。

  • 私はオリーブを読んだことはないっす。
    友達にオリーブ少女はいたが。
    こういう社会学系のネタが好きなんです。
    先に読んだ中村うさぎさんの本と真逆にいるような女子の本。
    うさぎ系女子がもがいて到達した先に、最初からそこをスタートにしている女子もいる。
    どちらにも面白さ、良さがあり、苦しさ、袋小路もある。
    ただオリーブを読む女の子というのは、
    一方でえらいマジメで勤勉なのだなと思った。
    ま、昔からオタクでおっさんな私に言われてもね。

  • 同世代の私ではありますが、地方に住んでいたこともあり、当時全く読んでいませんでした。
    読モや付属校は、地方在住者にとっては特殊なこと。今、本書を読むとわかるけれど…

  • 80〜90年代の少女たちから熱狂的に愛された雑誌『オリーブ』とその時代、女性に与えた影響について、同誌の愛読者でもあり執筆者でもあった著者が分析する。「元オリーブ少女&少年の面会時間」も収録。

    サクサク読めましたが,実際に自分はオリーブ読者ではなかったので,ピンと来ませんでした。

  • 時代の流れや各雑誌の分析は面白かったけれど、最後のまとめ方がややモヤッとしてるというかまあるくおさめるよう妥協したような印象。

  • リセエンヌを夢見ていたらしいの母と叔母に薦められて読了。オリーブが経済成長~バブルの頃の女の子に受け入れられたのは必然なのかも…いつもながら酒井順子さん少し怖いくらいの洞察力です…。わたしは本書でいうところの"ミッション系付属校"出身なので酒井順子の書く「付属校カルチャーとリセエンヌカルチャーの共存と矛盾」は世代は違えどすげ~~共感。

  • 私は後期オリーブ世代だが、がっつり楽しめる一冊だった。雑誌離れが激しい昨今、もう一度、ネオオリーブとして、新たな雑誌が生まれてくれればいいのになぁ〜と切に願う今日この頃である。

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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