神様ゲーム (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 3605
感想 : 375
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062930819

感想・レビュー・書評

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  • 鈴木くんと芳雄とのやり取りは非常に興味深く楽しめた。読みやすい文章であっという間に読了した。残酷な描写を残酷と感じられないほどにサクサク淡々とストーリーは進んでいった。ラストが衝撃的という前評判で期待して読んだだけに、これで終わり?と消化不良というか物足りなさを感じてしまった。

  • ほんためで紹介されていたため読んだ。ティーンズ文庫とは思えないほど生々しい話だった。少年の選択により初恋?の女の子が死に母親が死にとトラウマと言われたらトラウマかも 最後の最後で犯人が父親だという予測から母親になるのは驚いた 素晴らしいどんでん返しだと思う

  • 小学生の主人公が住む町で起きている猫殺しの犯人、そして次の大きな事件の犯人を主人公率いる少年探偵団が見つけようとする物語。
    鈴木太郎と名乗る少年が「自分は神」だと名乗りまるで全てのことを既に知っているかのように話す。鈴木くんは一体何者かと主人公同じように気になる。
    真犯人は誰なのか、鈴木太郎くんは何者なのか気になるのでページを捲る手が止まらなかった。
    2日で読み終わった。

  • 猫殺しが題材とあったので、覚悟して読み始めたけど…エグさが予想を超えた。。
    最後まで読んで思うのは、神様はいくつか天誅を下してるけど、一番被害受けてるのは主人公でないかい⁇作品の中では描かれてないけど、何か悪いことでもしたのかと思うくらいに。
    他の方の感想読んでて驚いたんだけど…これ子ども向け?それが一番ホラーだゎ。。

  • 最後がどういう意味かわからなかったけど他の人の感想を読んで、共犯者である父の大事な存在である母を殺すことが父にとっては1番の罰になるってことだと納得、自分の子供じゃない芳雄を育てていかなきゃいけないのも天誅になるのか、、
    息子である芳雄じゃないのも本当の子じゃないからなのかなって思った、芳雄が死ななくてよかったけどちょっと悲しい これから自分の親友を殺した人と生きなきゃいけないってことだよね?しんどい
    英樹も芳雄も周りに翻弄されすぎて可哀想だった、でも人生ってそんなものなのかな
    神様がいうならどれだけ受け入れ難いものであっても真実。残酷

  • この表紙ならもう少し身構えて読みはじめたと思うのですが、今は二重表紙になっていて、子どもがクレヨンで描いた絵。小学生たちが探偵まがいのことをして犯人を引っ捕らえる話を想像していたらとんでもない。

    猫は切り刻まれるわ、複数の子どもが死ぬわ、内ひとりは『サスペリア』かと思うような串刺し状態、トラウマ級の殺され方。誰の悪もすべてお見通しの「神様」=鈴木くんが天誅を下す。鈴木くんっていったい何者なんでしょか。

    片想い相手の女の子が主人公少年の父親とデキているかもしれないなんておぞましすぎる。小学生だっちゅうの。ビビる。

  • 児童文庫?にもなっている様だが子どもが読んだら…。
    最後は、え?そっち?ってなった

  • 可愛い表紙からは想像できない残酷なお話だった。
    そして結局鈴木くんは何者なの…?

  • 麻耶氏の作品は以前読んだ事があったが好みではなく、それ以来敬遠していたが、今回、YouTubeの中で非情に重い結末があると聞き、読んでみた。ページ数も少ないので一気読みであったが、その結末は自分の想像を超える重さであった。
    小学生が主人公であり、事件自体はそれ程、凄惨のものでないが神様が示した結末は凄くダークで主人公の人間性を打ちのめしてしまう様なもので主人公:芳雄の将来が心配になってしまう結末であった。
    続編は異なる設定なようだが気になって手に取ってしまうのだろうと思う。

  • 最後は謎だったけど、どういうことだったんだろ??
    あれはそのまま受け入れていいのかな?
    ミステリーとはちょっと違う気がした。
    鈴木くんがなんでも答えてくれるから、推理とかない(笑)

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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