神様ゲーム (講談社文庫)

著者 : 麻耶雄嵩

• 講談社 (2015年7月15日発売)

感想・レビュー・書評

[たぐさんの感想 · 2024年3月25日]

子供向けレーベルにしてはやりすぎなんだ

[ゆいにさんの感想 · 2024年2月29日]

子供のために用意されたミステリーのシリーズ企画である。私は母と子の図書館でチェックしていたから間違いない。
子供のために用意されたミステリーである。
そこにこの作品を左ストレートのように直球で打ち込む麻耶雄嵩の胆力である。
ちゃんと論理的推理があり、私も「ここら辺があやしいかな？」など楽しめた。
何より後半20ページほど？が圧倒的に美しい。
神に関する遊びは常に脱意志の遊びだ。
だから遊戯者は神の裁断を受け入れるまでがゲームの本質だと心得ねばならない。
そういう点でこの作品には鋭い美学があり、「子どもに読ませたい」という鋭い意思を感じる。

[是木さんの感想 · 2024年1月25日]

レビューでの評価が高く期待しましたが、あまりしっくり来なかったですね。。。

[百さんの感想 · 2023年12月5日]

子供が主観のミステリー好きなんでこれはかなりハマりました
真相も面白い～！！

[1933892番目の読書家さんの感想 · 2023年11月17日]

最後の裏切り方は、
もはやどっちでもいいんだけど母親にするところに麻耶雄嵩節があるのか、ないのか。
一瞬でも、おぉん？！と思わせてくれるのだからそれだけで良い。
多分好みの作家さんなので他も読みたいところ。


ところで、解説が分かりづら過ぎて腹立ちません？
特に背理法に対応してると書いている部分。
まじで分かりづらくて鼻血出そうになったけど、この方は解説を難しく書く天才か何かですか？

どうしても理解出来なかったのがこの一文。
「命題を偽とする仮定こそが偽だとみなすか、それとも矛盾を受け入れるか。」
偽とする仮定こそが偽だとみなすってことは、偽とする仮定の矛盾を受け入れたってことじゃないんか？

私の読解力に問題があるのは間違いないが、
解説の方が断然ミステリー。

[さぁやさんの感想 · 2023年9月11日]

読み終わって即「どーゆーこと？！」てググってしまったよね
やっぱりみんなモヤってて笑、父親派と母親派がいるみたいだけど、私は父親に一票かなー
事件現場への登場シーンからして不自然さ満載なので
で、妻を亡くすことが天誅ってことなのかなーと
それだと主人公の少年も多大なトラウマを抱えてしまうことになるんだけど、それも含めて神様の暇つぶしなのでは・・・と思うとぞわっとしたな

この著者はこーゆーモヤモヤ終わる作風らしいね？
児童書っぽく作ってあるけど子どもに読ませちゃダメ、という意見には私も賛成笑

[Ｒitaさんの感想 · 2023年8月6日]

小学生の芳雄が猫殺し事件を皮切りに事件に巻き込まれる話。気になるのは自称神様の鈴木くんの存在。猫殺しの犯人を告げ、天罰を与えるというこの鈴木くんのせいかお陰か先が読めなさすぎて展開に一々驚く。ラストで更に混沌とする。何だって……？？

[パシロジさんの感想 · 2023年7月8日]

オチが衝撃。鈴木かわいい。続きが気になって最後まで一気に読めた。鈴木の哲学は当たってると思う。

[佳代さんの感想 · 2023年4月11日]

ラストが意味わかんないくらいおもろい

[たたみさんの感想 · 2023年4月1日]

とんでもねーオチだな、オイ。ジュブナイルに見せかけためちゃくちゃブラックな話じゃねーかよ笑。

著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」