神様ゲーム (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062930819

感想・レビュー・書評

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  • 初のジャケ買いで、初の麻耶作品。
    児童書だけあって読みやすかった。

    ラストは様々な取り方があっていいと思う。

    1、神様は間違わないので、そのまま母が犯人だった。
    2、神様なんていなくて、全て偶然だった。
    3、少年の推理通り父親が犯人で、最後の火だるまは父親への罰だった。

    私は3だと思っている。

  • ・児童向けの小説だから読みやすい
    ・長さも短めでテンポよく進むのもいい

    ・ストーリーは児童向けとは思えない内容や後味の悪さ
    ・でも子供の頃にこれを読んでたらもう少し本が好きになってたかもと思うくらい、自分はハマった。
    ・特に鈴木くんとの会話シーンが好き
    ・名前は大勢いるものの個人を特定する記号にすぎないから、一人しかいない神様に名前はいらない
    ・どうして人間の願いを叶える必要がある?君だって作ったガンプラから塗装を塗り直せと言われたらめんどくさいだろ?
    ・みたいな神様の思想がおもしろいだけじゃなく納得感もあって好き

    ・ラストはどういうことなんだろ
    ・母親だったとしたらバレなかったのはラッキーすぎる気がするし
    ・なにより蓋に隠れられる体の大きさじゃ英樹を井戸から引っ張り出せないのでは?

    ・児童向けにしては後味が悪いと聞いて読み始めたけど、
    ・結末を楽しむというより過程を楽しむ本だった

  •  子供向けとは思えないほどの考えられたトリックと残酷さが一緒になったミステリー。解決編が明示されないのはこの作者の持ち味だと思い始めている。

  • ほんタメでトラウマ本として紹介されてたのが気になって読んだ。
    町で連続して起こる猫殺し。その犯人を追う少年探偵団。少年探偵団のアジトで突然見つかる人間の死体。自分を『神様』と名乗る転校生。
    淡々として読みやすいが、たしかに子供向けレーベルにしては刺激が強かった。この絶望感、子どもが読んだらズーンとなりそう。
    最後の最後の展開には少し驚いたけど、この展開を予想できる人はいるのだろうか…。全知全能の『神様』がクラスに居る設定が面白かった。

  • 神様である鈴木君の存在が、衝撃的で面白いと思った。今までのミステリーにはないパターン。

    ラストの結末は、どう解釈していいのか謎?

    でも、面白かった!この作家さんの他の作品も読んでみようと思う。

  • ラストでびっくり。
    母親は女の子が好きだから夫婦の子供はできなくて、芳雄を養子?にしたってことなのかな?
    だったら母親が共犯で納得できるような…?
    小柄だし蓋の中に隠れられただろうし…?
    疑問が沢山残るけど面白かった。
    続編も読みたい。

  • 何なんだこの本は…
    本当に子供用レーベルなのか、、気が狂っている

    子供が読んだら間違いなくトラウマになると思う
    大人の自分でも軽くトラウマになりかけてます

  • 最後まで読んでも一番大きな謎がスッキリしないーー。読者に委ねられているのかな?それとも自分の読解力不足?
    神様(の)ゲームなのか、神様(ごっこ)ゲームなのか、どちらを選択するかで解釈も分かれそう。
    設定自体はすごく面白くて、鈴木は神様なのか?神様ではないのか?振り回されながら物語は進んでいく。

    神様じゃなくて人間で良かったなーとか思った。知らないことがあって想像や思考の余地があるから人生は楽しいんだろうなーとか。人間の限界、みたいなところから限界があるからこその良さに気づけた作品。

    続編もあるらしい、気になる。

  • うん?神さまは嘘はつかないけれど…略
    とすると、オチの解釈をどうしたものか
    続編があるようなので探そう

  • この本はまさしく読者が神様ゲームをやらされていると感じました。この物語の集結は考えさせられるものであったので印象的でした。
    鈴木君が言っていた「人間は疑うようにできているんだ。」これが真理ですね

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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