青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ)

著者 : 森博嗣
  • 講談社 (2017年6月21日発売)
4.01
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  • 本棚登録 :533
  • レビュー :55
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940757

作品紹介・あらすじ

オーロラ。北極基地に設置され、基地の閉鎖後、忘れさられたスーパ・コンピュータ。彼女は海底五千メートルで稼働し続けた。データを集積し、思考を重ね、そしていまジレンマに陥っていた。
 放置しておけば暴走の可能性もあるとして、オーロラの停止を依頼されるハギリだが、オーロラとは接触することも出来ない。
 孤独な人工知能が描く夢とは。知性が涵養する萌芽の物語。

青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ)の感想・レビュー・書評

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  • 今回の話は、海底に沈んでいる原子力潜水艦とそれに搭載されている人工知能のお話。
    人工知能が進化したら果たしてどこに行きつくんだろうか、っていうのが面白かった。現在の科学レベルでの人工知能は、この小説のレベルまで達していないので大きな問題にはなっていないけど、将来的にはこういった人工知能がでてくるんだろうなぁ、と思うと、その先を見てみたくなるような気がする。
    あと、この小説はどこに最終地点があるんだろうか?

  • 話が進むごとに進化が進んでいるのが見えて興味深い。
    オーロラの知性はもう人間に寄りすぎてて怖いようにも思えるけど面白い。
    ちょっとした表現にセンスがあって、あちこちでクスリと笑えるのも楽しいです。

  • 科学系は難しくて詳細を理解できているわけではないが、それでも昂るものはある。   
    この物語を読むのは楽しいと感じる。   
    博士たちの会話は面白い。興味深い。楽しい。   
    まだまだ読んでいたいシリーズではあるが、この物語の行き着く先がどんな景色なのか気になりもする。   
    絶妙だ。

  • 決してそういう内容ではないけれど
    読み終わると、わたしもこのままでいいのかも、と少し思えて元気になれます。
    自作もたのしみです。

  • 北極の海底深くに沈む原潜にひっそりと稼働し続ける人工知能のオーロラが存在する。外界を遮断し、学ぶ目的を失った人工知能、まるで躁鬱状態に陥ったようです。オーロラを治療するかシャットダウンもしくは破壊するか。核燃料を抱えたオーロラに下手な手出しはできない。人工知能であるがために抱える内面の問題は、人が人であるためを示すようである。

  • ウォーカロンシリーズ

    北極基地に設置され、基地の閉鎖後、海底5千メートルに沈んだ潜水艦に置かれ100年放置されてきた
    スーパーコンピューター

    ハギリ博士は、そのコンピューター
    「オーロラ」とコンタクトを取る事をマガタ博士に依頼される

    100年孤独に稼働し続けた人工知能はどうなっているのか

    オーロラの「月を見せたくて」のセリフがすごい。

  • 2018.01.26読了

  • Wシリーズ6:Did the Moon Shed a Pale Light?~ハギリがロシアが作り日本が運用している北極の基地を訪問したのはマガタ・シキ博士の依頼によるものだった。基地の遙か下の海底にはBlueMoonという原子力潜水艦が着底していて、オーロラという人工知能が引き籠もっているらしい。知識情報を集積したオーロラが暴走したら核弾頭とミサイルを持つため脅威となる。対話のチャンネルは開いてくれない。彼女の手足となって働くロボットを「赤い魔法を見たか?」と呼び掛けて停止させると、ハギリと護衛のウグイを襲う武装したロボットが現れ、謝罪の言葉を聞いたが、それ以降の反応はない。BlueMoonの近くにはフランスの小型潜水艇が沈んでいたが乗っているはずの乗組員の女性の姿がない。共通の話題は、人とウォーカロン・AIの違いに違いないと、ハギリは研究中の人特有の「揺らぎ」を論文に纏めて手紙にし、オーロラに送ったが、反応せぬまま、オーロラは動き出し,ハギリもジェット機で日本に帰る算段をしたが、自動操縦で連れてこられたのは潜水艦・せいげう。フランスの潜水艦の乗組員はミイラ化していた。オーロラとは直接対話が可能となり、せいげつを日本に帰港させ、オーロラは世界との対話を再開させることを約束した。後日現れたウグイそっくりの女性はオーロラのサブセットで8時間の議論で新しい論文を連名で発表した~「頭脳回路の局所欠損によるニューラルネットの回避応答が、偶発的な思考トリップを起動する」起こりそうな未来で、21世紀のSFとはこの森さんのように書くべきだよね

  • 請求記号 913.6/Mo 45

  • オーロラの発見

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