青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light? (講談社タイガ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 687
レビュー : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062940757

作品紹介・あらすじ

オーロラ。北極基地に設置され、基地の閉鎖後、忘れさられたスーパ・コンピュータ。彼女は海底五千メートルで稼働し続けた。データを集積し、思考を重ね、そしていまジレンマに陥っていた。
 放置しておけば暴走の可能性もあるとして、オーロラの停止を依頼されるハギリだが、オーロラとは接触することも出来ない。
 孤独な人工知能が描く夢とは。知性が涵養する萌芽の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 人工知能から知性が芽生えるとき,それはヒトの進化の終点なのかも知れない,などと思う.きっとそれらは時間的に連続で連結されることだろうが.AIブームの始まる以前から,既にして未来を見据えている,単なる小説,では片付けられないある種の可能性と知見が詰まる.

  • ウォーカロンシリーズ

    北極基地に設置され、基地の閉鎖後、海底5千メートルに沈んだ潜水艦に置かれ100年放置されてきた
    スーパーコンピューター

    ハギリ博士は、そのコンピューター
    「オーロラ」とコンタクトを取る事をマガタ博士に依頼される

    100年孤独に稼働し続けた人工知能はどうなっているのか

    オーロラの「月を見せたくて」のセリフがすごい。

  • 今回の話は、海底に沈んでいる原子力潜水艦とそれに搭載されている人工知能のお話。
    人工知能が進化したら果たしてどこに行きつくんだろうか、っていうのが面白かった。現在の科学レベルでの人工知能は、この小説のレベルまで達していないので大きな問題にはなっていないけど、将来的にはこういった人工知能がでてくるんだろうなぁ、と思うと、その先を見てみたくなるような気がする。
    あと、この小説はどこに最終地点があるんだろうか?

  • 話が進むごとに進化が進んでいるのが見えて興味深い。
    オーロラの知性はもう人間に寄りすぎてて怖いようにも思えるけど面白い。
    ちょっとした表現にセンスがあって、あちこちでクスリと笑えるのも楽しいです。

  • 科学系は難しくて詳細を理解できているわけではないが、それでも昂るものはある。   
    この物語を読むのは楽しいと感じる。   
    博士たちの会話は面白い。興味深い。楽しい。   
    まだまだ読んでいたいシリーズではあるが、この物語の行き着く先がどんな景色なのか気になりもする。   
    絶妙だ。

  • 決してそういう内容ではないけれど
    読み終わると、わたしもこのままでいいのかも、と少し思えて元気になれます。
    自作もたのしみです。

  • 北極の深海の底に沈む原子力潜水艦に設置されている人工知能。彼女「オーロラ」とは最近接触が途絶えがちでその理由追求と接触の改善を期待されハギリ博士が交流を試みる。その過程で潜水艦のすぐ横に沈む探索艇が発見され、引き上げられたが乗務員は…。前巻までに人間らしいとは「揺らぎ」の存在が欠かせないとあったが、ではデボラ達やウォーカロンがそれを獲得したら?そもそも獲得する事を望むのか?のある一つの答えが示される。そうきたか!と納得。あまり時間空けずここまで読んだので興奮したけど間空けたら設定忘れて半減しただろうな。一区切りついたように思えるけどまだ先があるんだよね。到達点が予想全くつかない。

  • 人工知能でも孤独が感じるでしょうか?「おそらく、世界中のデータよりも、一人の友人から得られるデータの方が深いっていうか、高い価値があったんだ。」その言葉がとても興味深い。果たして、人工知能には友人が必要でしょうか?必要であれば、同じ人工知能なら、友人の内に入るかな?

  • 気まぐれなあなた
    自由なあなた
    時々忘れるあなた

    ぼんやりしたり
    うっかりするあなた

    そんなあなたと未来の話がしたい
    これからの話がしたい

  • 2019.01.03

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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