ひらけ駒!(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 374
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063729870

感想・レビュー・書評

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  • 将棋にはまった息子。そんな息子を眺めつつ、将棋に興味を持っていくお母さん。将棋関係のお話って、濃いものが多いですけれど、こちらはアイテムは濃いけれど、雰囲気はほんわかしたお話でした。時々あ、、っていう感情があっても丁寧にその感情を宝くんは、自分の中にしまいこむ。不意に覗く繊細な強かな優しさみたいなエピソードがいいよなぁと思いました。読みやすかった。

  • モーニングで1話だけ読んだ時は?としか思わなかったのだけれど、単行本になったら、飽きずに一気に読まされてしまいましたよ。将棋浪漫集が並んでいたのはグッドだけど、アカシア書店に行くのに神田で降りたのは疑問でした。

  • 将棋の知識は全くないのだけど、これからもやるとは思えないけど、それでも「ちょっと将棋のこと知りたくなるかな」と思える作品。展開はいつものQ太作品同様、サクサク、ゆるりとしている。
    将棋のことが全くわからないから、最初はう〜ん?と思ったけど、読めば読むほどじわじわと面白さがわかってくる。どんどんハマっていく息子の宝クンに対し、素人のお母さんは初めはついていけない感じだったけど、その彼女がゆっくりと将棋に魅了されていくところが面白い。
    実際、Q太さんの息子さんが将棋をやってるみたいだから、その体験が作品にも生かされてるんだろうな〜。登場するキャラも皆味があってよい。宝クンはとにかくかわいいし!その素直さでどんどん伸びていく彼が今後どう成長していくかが楽しみ。

  • イマイチ将棋解らないんだけど、さらさらした展開がイイ。

  • 南Q太っていまこんな感じなのね。すげーいい。

  • すっごいカワイイです。
    将棋好きな小学生の男の子が主人公で将棋を楽しそうにやっていて、こんな男の子が欲しい!
    と思っちゃいます。
    ママもステキです。

  • □あらすじ□

    宝は小学4年生の男の子。

    最近 将棋にハマって、寝ても醒めても将棋三昧の日々を過ごしている。

    実力もなかなかで、順調に昇級を重ねるなど、強くなる手ごたえみたいなものも感じている。

    一方、宝の母もそんな宝に驚きつつ、自身もあまりに将棋に夢中な宝に感化されてちょっとだけ将棋の世界を楽しんでいる。

    強くなるだけじゃない ひとと対戦するだけじゃない 「将棋」という世界の持つ奥深い楽しさをコッソリ覗けるハートフル将棋ストーリー



    □レビュー□

    シンプルで読みやすい作風に騙されそうになりますが、これはすごい漫画です!

    今までのボードゲーム漫画(それは将棋でも囲碁でもマージャンでもなんでもいいんですが)ってどうしても「まだその競技をやったことのない…もしくはその競技で天才といわれる人間がその競技でのぼりつめていく姿を描いた漫画」ってことになって、なんというか 「血は流さないバトル漫画」になるのが通例だったのですが、この「ひらけ駒!」は違います。


    将棋を始め、どんどん強くなっていく自分を楽しんでいる…ある意味すごく真っ当な(笑)将棋の楽しみ方をしている息子の宝の成長譚を描きつつ、将棋は殆どズブの素人だけど宝を介することで「将棋界」というちょっぴり特殊ででも楽しい世界を垣間見ることを楽しんでいる宝ママ、ふたつの視点で「将棋」の楽しさ、奥深さをのぞくことができるのです。

    特に、この漫画が画期的!と思うのは「将棋を指すことそのものじゃなくて、将棋界という世界の人間関係や特殊性を楽しんでいる」宝ママの存在。


    彼女は将棋は殆どさせないし、ルールも完璧にわかっているのかアヤシイ(笑)とさえ思う素人なんですが 将棋の本を読んで「穴熊囲い」の戦法を解説するページに「ニホンアナグマ」の写真が載っているのを見てクスクス笑ってみたり(確かに将棋の戦法ってわけのわからないもしくはクスリと笑える名称だったりすることあるんですよね…特に子供向けの教本は、古めかしい言葉とかの場合過剰じゃねーの!?とすら思える丁寧さで名称の由来とかを解説してあったりするのでオカシイ)、懐かしい「将棋世界」(わからない方のために解説すると、将棋協会が毎月出している機関誌で将棋界の新聞みたいなもの。全ての棋士の試合結果や、将棋ファン向けに詰め将棋のコーナー、新手の検討なども載っています。将棋好き必携の書!)を読んで今は立派な竜王の棋士が若かりし頃はスマートなイケメンだったことに驚愕したり(今は見た目はただのオッサン)する。


    ちなみにこれらのエピソードや作中に登場する棋士は全て実名なので、「ひらけ駒!」を読めばちょっとだけ、プロの将棋の棋士がどんな人なのかがわかります(笑)


    将棋界っていうのはとてもユニークな人が多いので 将棋、というゲーム自体は意味不明でも 好きな棋士を応援したり 将棋界に残るエピソードを紐解くだけでもとても楽しめる世界。


    「ひらけ駒!」はそんな 「ゲームとしてだけじゃない 将棋界という世界そのものの面白さ」を発見できる楽しい漫画です。


    将棋ができない方も、宝ママになった気分で、宝を応援しつつ将棋界という世界を覗いてみてはいかがでしょうか。

  •  そんな真剣に将棋をやっているのではなく、将棋を軸に家族がどう動いてるかその雰囲気を楽しむマンガ。ゆっくりみれて面白いです。

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