保健室経由、かねやま本館。

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 602
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065196939

感想・レビュー・書評

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  • サーマとアリが銀山分館で再会したことが嬉しかったです。銀山本館が本当にあったらいいのになと思っています!後、GKがサーマを笑うなー!笑うなー!と追いかけていたことが最高におもしろかったです!

  • 先が気になり、たぶん本があまり読めない人でも読めてしまう。

  • 自分の心に効く温泉と美味しいものが出てくるかねやま本館。行けるのは、休憩が必要で、銀山先生やかねやま本館の温泉に呼ばれた中学生だけ。温泉につかりながら、傷ついたり自分のモヤモヤドロドロ醜い部分を見たり嫉妬したりの心と向き合っていく。
    良かったのは、出てくる中学生が等身大で、お話しや心情にスッと入っていけること。出てくる人間関係のぎくしゃくや、相手のことを許せない、でももうこんな気持ち手放したい!とせめぎ合う気持ちは、きっと誰もが経験あるのでは。
    癒されて元気の出る本でした。

  • 面白かった〜!読みはじめは平坦な感じがするので読みきる気力が要りますが、中盤から五感と心に訴える描写が身に染みてとても良いです。物を隠されるとかケガをする、させてしまうとか、目に見えやすいトラブルばっかりじゃなくなった今の学校の空気をよく描いておられると思います。
    文体は読みやすさを重視しておられ、長い文章はありません。展開も文学少年少女にはライトすぎるかもしれませんが、メッセージ性が強いので読んで面白くないことはないんじゃないかな〜。

  • さわやかだった。でもこんなに短期間で元気になれるのは、おうちがちゃんとお話できる場所だからだと思った。保健室のよさや現実がよく捉えられていると思う。

  • 講談社児童文学新人賞を受賞とのことで、小学生高学年から中学生あたりがおすすめの本です。
    人間関係で悩む思春期の少女のリアルさをうまく描きつつ、物語的にはファンタジー的展開があることで、リアルさとフィクションがいい感じでかけ合わさっている小説です。

  • 言葉が鮮やかで読んでいてワクワクします。
    挿絵もかわいくて、この本のイラストレーターであるおとないちあきさんのイラストの本はたくさん読みます。

  • 第60回講談社児童文学新人賞受賞作品。
    「ずっとクラスの人気者として生きてきた中学生の佐藤まえみ(通称:サーマ)。父親の異動に伴い、夢の東京生活がはじまった。東京生活になじめなかったのか兄の慈恵(じけい)は突然不登校に。サーマは東京でもうまくやっていけるって信じてたけど、「サーマって、なんていうか……ちょっとしんどい」と、仲良しグループにはじかれて……。
    学校に行きたくないけど、両親に心配されるから休みたくもない。葛藤しながら保健室に向かい、扉に手をかけようとした瞬間。「ちょっとちょっと、あんたはこっち!」手招きしてきた不気味な白衣のオバさん・銀山先生に導かれ、いぶかしみながらも保健室の隣の【第二保健室】で休むことに。その地下にあったのは、中学生専門の湯治場「かねやま本館」だったーー。」

  • サーマがアリと一緒に温泉に入っているところが気持ちよさそう❗

  • 現実にはありえないことだけど、元気になれるお話ですね。今悩んでいる小中学生に是非是非読んでほしいなー。
    読後は、自分もお風呂に浸かって癒された気持ちになりますよ。
    『妖怪アパートの幽雅な日常』を思い出しました。地下の洞窟露天風呂ー

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著者プロフィール

1985年生まれ。東京都出身。多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。『保健室経由、かねやま本館。』で第60回講談社児童文学新人賞を受賞し、デビュー。同シリーズ1~3巻で第50回児童文芸新人賞を受賞。アンソロジー短編集『1話10分 謎解きホームルーム』(新星出版社)4、5巻にも作品が収録されている。そのほかの作品に、『おはなしサイエンス 宇宙の未来 パパが宇宙へ行くなんて!』(講談社)がある。

「2023年 『保健室経由、かねやま本館。6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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