- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065207499
作品紹介・あらすじ
児童精神科医の物語に『コウノドリ』の鈴ノ木ユウ氏共感!! 「子どもの成長は嬉しい。ただ時に、親は不満を感じたり、不安になったり、自信をなくしてしまうことだってある。僕はそんな時、ただ息子を抱きしめます。この世にはこんなにも暖かいものがあるんだよって、いつも教えてくれるから。『リエゾン』を読み終わった後、ただ子どもを抱きしめてみてください」
子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。子どもの本当の気持ちがわからない。無自覚に傷つけてしまっているかもしれない。そんなすれ違いの中で、痛みは大きくなっていく。そして児童精神科の研修医は、自身の発達障害と向き合うことになる。第2巻は「虐待の連鎖」「カミングアウト」「家族の期待」の3編を収録。
感想・レビュー・書評
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家庭内暴力をする子供。
その原因は、愛着障害(スタイル)。
※岡田尊司『回避性愛着障害』( https://booklog.jp/item/1/4334037755 )、『愛着障害の克服』( https://booklog.jp/item/1/4334039561 )ほか。水島広子『「毒親」の正体』( https://booklog.jp/item/1/4106107562 )等参照。
ADHD児の特徴によく似ていること。
虐待の連鎖の予兆がある。
退行催眠で虐待を受けていた子供のころの自分と向き合う……
「アドバイスできるとしたらなんて言ってあげるか」
一件落着ではなくこれからがスタート。
発達障害のカミングアウト問題。
「みんな同じだよ」とか「俺も新人の頃はそうだった」っていう反応で…
悪気はないこともわかるが……
具体的な支援の前に本当は
「こんなバカみたいなことで必死になっているのを
ただ…わかってほしかった」
という言葉。
複雑な思いを抱いていると、元同僚に言われる、
「いちいち発達障害のせいにしてたら成長できなくなるんじゃない?」
志保は自分が持っている鞄の中身をひっくり返して、日常の失敗の数々を赤裸々に告白する。それは一見普通に見えるが、多すぎる失念の積み重ねの“異常さ”。
子供のお受験ストレス。
箱庭療法やその過程で垣間見える問題点……
嫁姑問題、親子関係…
三世代にわたって、本当のことを言えない、子供の本音が聞けない家庭の姿。
姑の「私にはこれくらいしかできないから」にある自己満足に、悪意が無い分、のどに閊えるような苦しさがある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マンガコーナー : WS350/TAK/2 : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410166891
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発達障害を「でこぼこ」というのはとてもうまい表現だと思う。
「定型」は大きな円だがその周りには円周に比例したグラデーションがある。
HSPも貧困もその辺に位置している気がする。
分かってもらいたいけど、分かってもらうための努力はとっくに辞めた。 -
『家族だから』苦しい気持ちを抑えてしまう…。
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研修医 -
3.5
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00609643
子どもの10人に1人は、何らかの障害を抱えているとされる現代。子どもの本当の気持ちがわからない。無自覚に傷つけてしまっているかもしれない。そんなすれ違いの中で、痛みは大きくなっていく。そして児童精神科の研修医は、自身の発達障害と向き合うことになる。(出版社HPより) -
読んでよかった。すごく参考になる