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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065305041

作品紹介・あらすじ

織田家の人質となっていた少年時代
桶狭間の戦い
三河一向一揆
三方ヶ原の戦い
本能寺の変後の伊賀越え
小牧長久手の戦い
関東移封
関ヶ原の戦い
大坂夏の陣
など。

徳川家康の節目となった事績や事件をテーマに、ついに天下を手中に収めるまでの分かれ道を彼がどう切り抜けたか、史実に忠実な作品だけではなく、「あのときこうなっていたら」という歴史改変ものも含むバラエティー豊かなラインナップで、超短編を集めました。

感想・レビュー・書評

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  • 13人13色の家康の一冊。

    これは良い。大きい活字で13人の名だたる作家陣が描く、13人13色の家康像が年譜に沿って味わえるのが良い。

    スタートの人質時代から良い感じ。

    信長との出会い、信長の熱い掌を取る家康、なんともドラマチック。

    悪妻瀬名の運命がまさか家康の優しさが一因だとは!
    これは作家さんのオリジナル構想が光ってる。

    「塩を納めよ」は興味深く、「燃える城」はラストに相応しい天下への熱に燃え萌え。

    お茶目家康、シリアス家康、いじわる家康、さぁ、あなたはどの家康が好きですか?

    自分好みの家康を見つけるのも楽しい作品。

  • 大河ではテレビ上主役として良き風に描かれていたが、こちらでは従来(?)のような悪女瀬名や美談ではない信長への想いなど、読んでてこちらも面白い。
    三成や真田との話は被るところもあったけど、また違った視点や考え方で物語られてて新鮮。
    323冊目読了。

  • 評価としては70点位かな!
    13人も居ると文章力に差があるなぁぁぁぁぁ(^^;

  • 大河ドラマ「どうする家康」の予習復習に最適。

  • バラエティー豊かて楽しい一冊。
    新しい視点が良いと思うのは、「長久手の瓢」山本巧次である。
    上田秀人の「親なりし」はさすがの安定感。

  • 人質から天下をとる多くの分かれ道。大河ドラマを観ながら楽しむ歴史短編アンソロジー。

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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