- Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
- / ISBN・EAN: 9784065337899
感想・レビュー・書評
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倒叙。それ自体は面白い構成だと思うし興味深い。
でも、この本は終始今一つという印象。謎解きのみで自分が好む、人間心理の裏をかくようなスリリングなやり取りや駆け引きなどは感じられなかった。
何故か?
多分翡翠のキャラが自分の中でしっくり来なかったからだと思う。随所に見られる「あざとさ」がどうにもこうにも自分は苦手。
テレビドラマ化されるのはすごく分かる。本よりドラマの方が合っている内容だと思う。
先に読んでしまったが、近いうちにこの前作?に当たるmediumも読んでみようとは思う。でも、翡翠のあざとキャラがまた全面に出てくるような内容だと辟易しそう笑詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
城塚翡翠シリーズ第2弾で、倒叙ミステリ中編集。
前作が短編集に見せかけた長編どんでん返し系だったのに対し、今回は最初に犯人や犯行が分かっているタイプ。どうかなーと思って読み進めていったのですが、、相沢沙呼さん…なんて底知れないミステリー作家なんだ…!倒叙ミステリでどんでん返しなんてできるのですね…?!
ミステリを読み慣れている人だと「まこと」の名前が出てきたら反射的に警戒してしまうクセみたいなものがあると思うのですが、今回もまんまと騙されました。ありがとうございます。
キャラクターものとしても面白いし、人気出るの分かるなぁ。
次のinvert Ⅱにも期待。 -
続いてこれもおもしろかった
翡翠集は好き -
ドラマでちゃんと見ていたエピソードだったのね〜全然わからんかったw
そして、面白かった。
最初の1・2話については、なんとなく見覚えあるな〜くらいの感覚で、それでも話を辿っていくって感じだったんだけど、3話目はドンピシャ。めちゃ好みの仕掛けだった。
こういうのが読みたい!って感じの、スッキリはっきりさっぱりな物語だったな〜。 -
衝撃的な前作と異なり、今作では犯人側からの視点で描かれていた。
犯人が誰か分かった状態で、読者は城塚翡翠の推理を楽しむスタイル。
殺人は確かにしてはいけないことなのだが、中には殺されても仕方ないと思えるような人間も紛れており、全てを白日の元に晒すのが正しいことなのだろうか、とも思った。
それは作中で、城塚翡翠も悩んでいたことだったが。
謎解きの場面は前振りから古畑任三郎を思わせる演出もあり、それも読者を楽しませる要素になるだろう。 -
前作ですっかり虜になったのでとっても期待して読みました。読み応えがあるのにコミカル。読みやすいのに決して軽いわけじゃないさすがの作品でした。
ただ前作があまりに素晴らしすぎたせいか、私が翡翠なら何かやっているだろうなと頭から全てを疑ってかかっているせいか後半の驚きはそこまでではありませんでした。
でもやっぱり最近の中では圧倒的に好きなシリーズなので今後も楽しみにしています。 -
「知っているからこそ、繰り返しだからこそ、わたしたちは魔法の只中に迷い込んでいる……」いやまさにコレ。
読者が既に城塚翡翠を知っている状態で2作目どうするのかなと思っていたら倒叙集!なるほど! -
ミステリーって、探偵役を好きになれないと読むのが苦痛だってことをヒシヒシと感じました。
古畑任三郎は大好きなんだけどなあー。