水滸伝 4 道蛇の章 (集英社文庫 き 3-47)

著者 :
  • 集英社
4.10
  • (245)
  • (191)
  • (172)
  • (3)
  • (2)
本棚登録 : 1783
感想 : 124
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087461145

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 宋江・武松は旅の中で穆弘・穆春・李春らと出会う。中でも
    李キがいいキャラ。志や誇りを全く持たない野生児だが憎めないムードメーカー的存在で、しかも抜群の強さ。
    そして青蓮寺の幹部・李富は馬桂を二重スパイにするために接近するが、自らも関係に溺れていく。
    精密機械のような男が迷いや恐れを抱くようになっていく描写が印象的。
    魅力的な敵役はいい作品には欠かせませんね。

  • 宗行に官軍の手が伸びる、不安。しかし武松がかっこいい。李逵がかわいいぞ。それと武松を従えている宗行様の図がいい。
    生きることは死ぬよりつらいこと。が何度も書かれている。だから胸を打つ。

  • これまで順調だった宋江陣営に何か起きそう!続きが気になる!

  • 今回はどちらかいうと悪役の回。
    李富の暗躍。
    馬桂がまんまと。
    さてどうなる、宋江、戴宗。

  • 今まで順調だったのに、少しずつ綻びが。
    楊志の妻子にも青蓮寺の魔の手が忍び寄ってきて、ハラハラした。悪いことが起こりそうで、次巻を読むのに気合がいるなぁ。
    解説に楊令の今後が書かれていたので、 史実を知ってる人には楊令のことは常識なのかもしれないけど、できればネタバレありみたいな表記が欲しかった。

  • 宋江と武松との江州への旅、
    馬桂を密偵へ仕立てるものの、李富の思いの外の人間らしさ。
    強みや弱みの伏線の4巻。

  • 「隊長が、俺達の心に植えつけた志は、隊長が責任を持つべきだと、俺は思う。たぶん、みんな同じだ」
    雷横さん決死の逃走劇が熱い。

    リキとリキママの微笑ましいやり取りなんかを描写しておけば、より引き立ったのに!

  • 黒旋風や張順が初登場!
    嬉しいです。

    梁山泊や他の山寨の体制や兵力が充実してくる中、青蓮寺の不穏な動きが・・・

    次巻への伏線多数の本巻となりました!


    一点だけ不満を挙げさせて頂ければ、解説が少し今後のネタバレをし過ぎな感じがあります。

    本巻のネタバレは構いませんが、次巻以降の展開を描いちゃうのは無しだよねと思いました。

    減点1です。

  • 青蓮寺も大きく動きだし、いよいよ梁山泊との緊張感が高まってきた。
    登場人物の今後の行方も気になります。
    引き続き5巻も読みます。

  • 2014.8.28-

全124件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

北方謙三

一九四七年、佐賀県唐津市に生まれる。七三年、中央大学法学部を卒業。八一年、ハードボイルド小説『弔鐘はるかなり』で注目を集め、八三年『眠りなき夜』で吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。八九年『武王の門』で歴史小説にも進出、九一年に『破軍の星』で柴田錬三郎賞、二〇〇四年に『楊家将』で吉川英治文学賞など数々の受賞を誇る。一三年に紫綬褒章受章、一六年に「大水滸伝」シリーズ(全五十一巻)で菊池寛賞を受賞した。二〇年、旭日小綬章受章。『悪党の裔』『道誉なり』『絶海にあらず』『魂の沃野』など著書多数。

「2022年 『楠木正成(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北方謙三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×