幻夜 (集英社文庫)

著者 : 東野圭吾

• 集英社 (2007年3月20日発売)

感想・レビュー・書評

[ピックリ７さんの感想 · 2023年9月17日]

展開早く読み進めたくなる

[1946856番目の読書家さんの感想 · 2023年9月5日]

普通に東野圭吾作品で面白くなかった作品ないけど白夜行以上の衝撃はなかった

[Tさんの感想 · 2023年8月11日]

白夜行の続編とされている小説。

[mayuさんの感想 · 2023年7月22日]

白夜行の続編？と聞いて白夜行読了後すぐに購入して読んだ。
最後ブティックショップの社長というワードが出てきて鳥肌たった。そんなところで繋がっていたなんて…同一人物じゃないという人もいたけどどうなんだろうな。雪穂のようなカリスマ感というかスマート感はないような気もしたけど美冬も雪穂の一面のような気もするし…

雅也は読んでいてもいい人でイケメンなんだろうなというのがひしひしと伝わってきた。頼江や有子に対する態度からイケメンで善良さが伝わってくる。
最後加藤刑事に任せればいいのに2人の世界を邪魔するなってアンタ……
私は美冬が追い詰められた時の化けの皮が剥がれるのを期待して徹夜して読み進めたのにかなりがっかりしてしまった。
目には目を、歯には歯という対応をしてくれないとかなり消化不良なのでぜひ3部作を出してすっきりさせてほしいです。

[オズさんの感想 · 2023年7月8日]

　東野圭吾の長編。「白夜行」の続編のような作品。
　この作品と白夜行をもって「ノワール」といわれるジャンルを知るわけだが、単にドス黒い濁った作品ではなく、不適切な表現かも知れないが読了後清々しささえ感じる程の作品だ。ストーリーとしての満足間もあり、結末には空いた口が塞がらなかったが総じて完成度がたかく、心を刺激されるとても面白い作品だ。　　　　　　　　
前作では相互に純愛なのか純悪なのか、間違いなく信頼以上の絆があった様に思うが、今作は一方的な純愛、一方的な純悪なのではないかと思ってしまうような結末だ。人間にこんな事が可能なのか。そんなふうに思ってしまうくらい作風は衝撃的だった。
　そして稚拙な表現になってしまうが、男性の目線から見た女性の恐ろしい部分が垣間見られる作品だ。おそらく主人公は自身のした事に後悔はないし、ラスト、真相にいたり彼女を恨みはしないだろう。彼女の美貌などがコントラストになっており、より恐怖を掻き立てられる
　読者としては魂を吸い取られるような感覚であり、白夜行においても余韻で動けなくなったが、今作でも同様のありさまだ。東野圭吾のノワールは暴力や性描写があるがグロテスクな部分は少ない為、読みやすい(ニュアンスが違うがうまく伝えられない)。新しい経験を与えてくれた大好きな二作の一つだ。

[きゃんたさんの感想 · 2023年6月15日]

阪神・淡路大震災で起きた出来事から始まり怒涛のストーリーが続く訳だが、終盤に向かうに連れて新海美冬に対する印象が自分の中でだんだん変わってくることにとても驚いた。自分もストーリーの中にのめり込んでいくのを感じられる作品になっており、新海美冬の恐ろしさを常に感じられる。

[noribookさんの感想 · 2023年5月23日]

・美冬自身が求めていること。それを得るための行動や出来事、その繋がりがすごい。

[ぴーちゃんさんの感想 · 2023年5月7日]

白夜行より先に読んじゃったけど、面白かった〜
こんなに長編の作品読んだこと無かったけど、意外とスラスラ読めた

[あおぴさんの感想 · 2023年4月9日]

東野圭吾の場面転換の瞬間が本当に好き。
白夜行との匂わせもたまらない。

[トモラさんの感想 · 2023年2月2日]

この女怪しい!と思いながら読み始めたけれど、魔性の女の度を越していて、これを思いつく東野圭吾もすごいなと怖さを感じた。何とか加藤に真相を解明してほしかったという意味では終わり方が残念。でも面白かった。

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。大阪府立大学電気工学科卒業後、生産技術エンジニアとして会社勤めの傍ら、ミステリーを執筆。1985年『放課後』(講談社文庫)で第31回江戸川乱歩賞を受賞、専業作家に。1999年『秘密』(文春文庫)で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者χの献身』(文春文庫)で第134回直木賞、第6回本格ミステリ大賞、2012年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川書店)で第7回中央公論文芸賞、2013年『夢幻花』(PHP研究所)で第26回柴田錬三郎賞、2014年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞。