空をつかむまで (集英社文庫)

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  • 集英社
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感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087464450

感想・レビュー・書評

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  • 中学3年生の 友情がじわじわと 伝わってくる 青春のストーリーです☆

  • 帰省中に読み終わった本その六。ザ☆青春。青春がプールで始まり走ったり殴り合ったりするのはロマンだと思う。

  • 最後のシーンで泣きました。
    ハッピーエンドじゃないかもしれないけど、
    最後に頑張って約束を守ったんだ、と思うと…(;ω;` )ブワッ

    オススメです!

  • 幼なじみっていいなぁって改めて思った作品でした。
    中学校の時、水泳部とか将棋部はなかったけど
    すごく親しみやすい作品で、読みやすかったです!
    夏にぴったり^^

  • 中学三年生の優太、姫、モー次郎は、とある理由からトライアスロンに挑戦することになります。優太はもとはサッカーがとても上手だったのに、膝の故障を原因にすべてのことから逃げるような毎日を送っていました。姫も父親の問題を抱え、モー次郎も耳の問題を抱えていました。初めは全くやる気のなかった三人だったけど、最後は協力し一つの目標に向かって頑張っていくようになります。途中で様々な問題にぶつかる場面もあるけど、最後の卒業式の場面はとても感動しました。結構読みやすい本だと思うのでぜひ読んでみてくださいね(^_^)/

  • 青春でしたよ!
    私も青春時代もどりたい!
    夏休みにこうやって友ダチと
    すごした日々に戻りたくなった

  • 中学生にしては大人っぽすぎる気もする。
    ラストが素晴らしい。思ってもみなかった展開だった。

  • 爽やかで爽やかな少年少女小説。
    決して、みんながハッピーなエンドではないけれど
    こんなに後味が爽やかなのは、多分、それぞれが傷つきながらも、成長して答えを出したからだと思う。

    物語に出てきた、鶴じいのような、子供を導いてくれる大人。
    そんな大人に私もなりたい。

  • 主人公には幼馴染の女の子がいて、その女の子と主人公の友人である抜群に水泳がすごいに姫とよばれる少年は付き合っていた。
    主人公はいつのまにか幼馴染のことを好きになっているということに気いてしまう。
    妙にギクシャクする3人を和ますのがブー次郎というデブな少年。

    3人の少年達は先生にうまくのせられてリレー式のトライアスロンに参加することになる。
    その過程を通じて、3人と女の子は互いを理解しながら成長していく。


    ブー次郎は最後の最後まで優しい少年。

  • 廃校が決定した中学校が舞台のトライアスロンの物語。
    自治体の合併に伴う廃校で、美里村とか南郷町とか出てきて、少しだけ宮城県風。
    そんなわけで、宮城県民は入り込みやすいかも!?

    トライアスロンという扱いにくそうな材料だが、分かりやすく描けている。
    丁寧な取材をしていることもうかがえる。
    ただし、丁寧過ぎてくどい部分もあるけど・・・
    たとえば、ブルホーンバーを見て、「水牛の角のような」と思う人は少ない。
    題材のせいで、少し発想やメタファーの部分で制約がかかったのかもしれない。
    まあ、トライアスロンの認知度を考えると、まだ話が盛り上がる前にある程度説明口調になるのは仕方ない気もするね。
    そして、クライマックスシーンはテンポよく描けており、スピード感も十分。
    なので、上のような点は大きな問題ではないだろう。

    ストーリー展開や、伏線の貼り方も自分にはグッときた。
    ジャンプ系漫画のような展開だが、節々でオリジナリティがよく出ている(特に、エピローグがいい)。
    また、夏の青春、恋愛、思春期のジレンマ、・・・など共感できるシーンを現代の文脈でしっかり描けてる。
    そして、3人で事に当たるという点もとてもいい。
    3人いれば、そのうちだれか一人ぐらいには強く共感できる人がいるだろうから、話に入り込みやすい。
    俺もトライアスロンやりてぇー!って気分になる。

    文庫以外はあとがきや解説を先に読んでもいいと思うけど、文庫は読んでしまうと台無しになることがある。
    この本は、解説は後に読んだ方がいい。

    青春時代の、淡いけど大切な何かを思い返させてくれる傑作。

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著者プロフィール

1972年栃木県生まれ。茨城大学大学院人文科学研究科修了。映画館の映写室でアルバイトをしながら小説を執筆し、2002年『プリズムの夏』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。07年には『空をつかむまで』で坪田譲治文学賞を受賞。他の著書に『ブックのいた街』、『はとの神様』、『ナツイロ』、『シグナル』、『潮風に流れる歌』などがある。

「2018年 『サニー・シックスティーン・ルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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