左岸 下 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社
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感想 : 177
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  • Amazon.co.jp ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087467963

感想・レビュー・書評

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  • 福岡で生きる女性の話。

    『冷静と情熱のあいだ』はどちらか片方だけでも楽しめたけど
    今回こちらだけでは消化しきれず。

    方言て素敵だと思うけど
    聞きなれない人にとっては読みにくいんじゃないかな。

    茉莉の幸せはなんなんだろうか。

  • なんか深いこと書いてあった!!



    あれこれ考える前に、まず飛び込む。そうしないと、人生なんて動けなくなるに決まってるんだから



    この言葉は好き。

  • 毎回思う、江國さんの作品はアンニュイな空気が漂っていて、スローで上下激しくないんだけど、なぜか一気に読んでしまう。それはその空気感を味わいたくて読んでいるからなのかな。
    一見波乱万丈に見えますが、誰にでも起こり得る話。だんだんと話が進むにつれて、茉莉に親近感が湧いてきた。
    最後の方では、惣一郎の声が全然出てこなくなり、ようやく死者として認めていけたのかなと思った。
    でも、読んで思ったのは、江國さんの作品は私は短編集か、適度な1冊ぐらいの長さで読みたいと思った。
    ストーリーより、空気感を楽しみたい作家さんだから。

  • 子供を育てながらも、恋を重ねる茉莉。
    自由奔放な茉莉の人生。
    九の人生を描いた『右岸』に比べて、『左岸』の後半は同じ女性だからか、とても悲しく寂しく感じた。
    私的には、もっと茉莉と九の人生が見たかった。
    結局、最後まで茉莉と九のそれぞれの人生って感じなのが、また寂しく感じたのかも。

    2013.3.12

  • 2013.3.9

  • 良かった。
    1.人の人生は、一生を通すとたくさんの事がある
    2.女の人は、こうやって人と付き合い、好きになるのか
    3.親と子

    なんとなく、自分の周りと重ねてしまったり
    久しぶりに、読んでよかったと思える本にあいました。
    (つまは、あまり興味がなさそうでしたが(^_^.)

  • 130117*読了
    九がどんな人生を送ってきたのか。
    今から右岸で知ろうと思う。

  • 冷静と情熱のあいだを思い出した
    右岸も読まなければ(^w^)

  • 寝る間も惜しんで、2日で上下巻完読。読んでる間中、ずうっと気持ちが沈んでしまってた。
    次々と茉莉に襲いかかる悲劇。不幸になるのって、なんて簡単な事なんだろうと思う。
    過去に囚われた新は、痛々しくて読み進めるのが本当に辛かった。
    納得できないのは惣一郎の自殺。優秀で人々からは一目置かれ、家族からは愛され何の不自由もなかったように思われるのに、どうして死ぬ必要があったのかさっぱり分からない。
    なんとなく読みはじめてからそんな予感はしてたけど…

    生きることはまさに孤独との戦いだなって思った。

  • 終わりになるほどだんだんと主人公の勢いがなくなっていくように感じ、寂しさを覚えた。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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