- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087468472
感想・レビュー・書評
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すこしだけ、慰められた。
コトバに関して同じように感じている人が少なからずいることに。
私のコトバと、コトバに関する感じ方は重い、らしい。それも、自意識過剰なのだろう。
チェイサー、とかチェック、とか。そんなコトバを使っている自分への違和感とか。他人への引っ掛かり。
良いとか悪いとかではないのだろう、けれど。
繊細というか神経質というか。そういう人間が少しだけ生きづらさを感じてしまって、同じように感じている人を見つけて少し安心する。そういうただ当たり前の構図。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
集英社さんのナツイチ。「わかるわかる」とうなずきながら読めました♪ 前から気になっていたけど、今回夏文庫フェアで初めて読む機会をもらった作家さんです♪ 軽いタッチの漫画も癒されました♪
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確かに!なるほどー!ってなるところが多かった!世代は違うとはいえ共感できたし、時々どきっとさせられました!益田ミリさんのエッセイは本当におもしろいなあ
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取り上げられることばのイメージを私もちゃんと持っていたのに意識しないようにしていたなと思いました。
ワイドショーなどでは、大して使われてもいないことばを新語のように扱っているのを聞きます。好意的なものは、知ったかぶってポロリと口から出ることもあります。
一方、自分が話していることば遣いを不快に感じています。こんな風にしゃべりたくないと思っているのに、無意識に言ったあと後悔するようなことばを遣っていることがあります。
ことばは、発してしまえば消えないものです。絶えず流れているのをいいことに、スルー!していたと気づかせてくれました。そうしなければ、感情的になり過ぎてやっていけなかったでしょう。
私は、同じような意味を伝える時、どのことばを選ぶかによって人の印象を決めているところがあります。それなのに、自分のことばには見て見ないふりをしていました。
無意識に溢れ出ることばは、私を通した世界全体の表れのようにも思います。ことばを選ぶことは、私が感じている世界を気持ちいいものに変えていくことのようです。新しいことばや、なにか嫌な感じがすることばに、繊細な目を向けてみます。 -
012
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あるある、そうそう、と思いながら読み終わった。
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2014.12.21 読了
益田さんの観察力に驚いた。
さらさらっと読めちゃうから好きなんだよな〜ミリさん。
言えないコトバじゃなく、言っちゃいけないコトバもたくさんあるなって日々のことを思い出しちゃった。孤独死の話は妙にリアルだった。 -
益田ミリさんのコミックはほとんど読んでますが、エッセイは初。友人が面白いよと薦めてくれて。
言葉をすごく丁寧に選ぶ人なんだなぁと感心しました。私も言葉使いには気をつかってるつもりだけど、ここに挙げられてるような言葉は何の躊躇もなく使っちゃうし。
でも、そこまで気にしなくても…っていうのも多々あり。
初。なんて言い方も益田さんは絶対しないだろうな(笑) -
言えないコトバ。そして言えるようになった言葉。いわなくなった言葉。