まる子だった (集英社文庫)

  • 集英社
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感想 : 144
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087477962

感想・レビュー・書評

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  • 休みたがり屋だったり、腹痛だったり、みんなが一度は経験したことのあるような出来事で、しみじみとした気持ちになれる。
    当の本人にとっては、大変なことではあるけれど、思い返してみれば面白いの一言に尽きるんだよなぁ。

    その塩梅がさくらももこの腕の見せ所なような気がして、好きなんだよなぁ。

    巻末に関して、「これでいいのだ」と思って生きること、それってすごく大事だけど、難しいことのような気がする。

  • 著者の小学生時代のエピソードを面白おかしく綴ったエッセイ。
    ひとつひとつの表現に多少の毒が盛り込まれているのが魅力であるし、クスっと笑かしてくれる源のように感じる。
    おすすめエピソードは「ラジオ体操」。
    夏休みの早朝にラジオ体操にどうしてもいきたくないまる子とそれにイラつく母との攻防。
    本文を読んでいるとその情景がはっきりと描ける。そんな著者の表現にただただ脱帽である。

  • 『なんとなくさくらももこさんのエッセイが読みたくなり、通勤バスの帰りに読んだ。
    開放感に満ちた時間にたまにウトウトしながら。

    ふとさくらももこさんはもういないんだと寂しくなったりもしたけど、作品は永遠に残るんだなぁと思った。
    「モモエちゃんのコンサート」では、観たいだろうと家族がチケット代を出してくれたり
    「家庭内クリスマス」では普段と変わらない流れになる家族の団らんをどうにか特別なものにしようとするももこさんを家族が温かく接している。まるで日曜日の夜6時だと思いながら読んだ。

    巻末の糸井重里さんとの対談もよかった。
    「これでいいのだ」って改めていい言葉だね。

  • まる子が小学生だった頃のおはなし。

    お気に入りのエピソードは腹痛の恐怖。
    学校でウンチできないのめっちゃ共感して笑いました。子どもながらに毎日色んなことと戦っているのです笑。 ほんと周りには分からないけど一大事なことってあるある。

  • まるこのはなし!

    授業中にいつも上の空のまるちゃんの頭の中がもしも犬が帰ることになったら〜という空想で大変盛り上がっていたとか解説されてて面白いと同時に自分の小学生だった時と全く同じで嬉しくなった
    それをこんなに面白い文章で書けるさくらももこすごい

    だいたいみんななんとなく共感できるような内容を面白おかしく漫画にしたりエッセイにしたりしてて本当にすごい

    表紙のまるちゃんはさくらももこが自らユザワヤにいってフェルトを買ったりボタン屋さんに行ったりして作ったらしい、かわいい

  • 2021.6.11 6-2 エッセイ
    2023.6.19 6-1 エッセイ

  • 2017.4.14

  • 2013-14
    このシリーズはわりと好き。

  • 読みやすかったがそこまで面白いとは思わなかった。
    しかし、糸井さんとの対談は興味深かった。

  • あとがき、糸井さんとの対談も含めておもしろい。胎児がいるのは実は体外、というのはなるほどと思った。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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