ベルサイユのばら 2 (集英社文庫(コミック版))

著者 :
  • 集英社 (1994年12月1日発売)
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087482218

感想・レビュー・書評

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  • 「国王ルイ15世が逝去して孫のルイ16世が即位した。アントワネットはついにフランスの王妃となった。自己の栄達ばかりを願う人々に取り巻かれて、おしゃれで遊び好きな王妃の浪費ぶりは、国家の財政難に拍車をかけていく。重税と貧困にあえぐフランス民衆の非難の目はオーストリア生まれの王妃に向けられ、折からのフェルゼンとの不倫の噂は一層その憎悪をあおりたてた。道ならぬ恋に苦しむ二人を見守るオスカルも、秘めたる愛に耐えていた。」

  • 記録

  • ジャンヌとロザリーの一貫の出来事が好きで、ちょうど2巻がドンピシャだったので購入。
    いつも思うけど、ベルばらって視点を変えればいたいっていうかこそばゆいっていうか、情熱的すぎて恥ずかしくなるようなことを言っているわりに、心に響いて夢中になっちゃうのが不思議。
    そういう意味でもやっぱり名作だなぁなんて思いながら読みました笑

  • ウン十年前の中学生の頃に読んで以来の再読中。

    1巻にロザリーが出てきた時から、確かこの人「後に罪人の焼きごてを押される人だ」ということは思い出していたが、黒い騎士というのは全く覚えていない登場人物だった。

    それにしても、マリーアントワネットもフェルゼンもオスカルもロザリーも、泣いてばかり。
    こんなにも涙を流すシーンのオンパレードだったとは。

    私はロザリーは嫌いだなぁ。

  • ベルサイユのばらの中でこの2巻はあまり好きではないんですよね。
    というのもフェルゼンがどうしてもかっこいいと思えないんです。
    ビジュアル的に好きじゃないというか…。
    眉毛太すぎません?
    なぜオスカル様がこの男性を好きになるのかもいまいちよく分からないし、マリーアントワネット様とフェルゼンに関しては(ただの不倫やん)としか思えんのです。
    時代なのかなぁ。
    政略結婚だから自由はないとは分かってはいるのですが、結婚している人妻が不倫を堂々と少女漫画でしているというのは凄く違和感がありました。

  • 人間ベルサイユ宮殿

  • 前半は「ゆるされざる恋」の章。

    アントワネットに取り入るポリニャック夫人に母親を殺された娘ロザリーは、オスカルの下で宮廷教育を受けながら復讐の機会をうかがう。しかし次第にオスカルに魅かれて行ってしまう。その中で、アンドレのオスカルに対する恋心に気づく。

    アントワネットとフェルゼンは互いに惹かれあうが、フェルゼンはラファイエット候のアメリカ遠征軍に志願することで、道ならぬ恋からひっそりと身を引く。その姿にオスカルの女心にも火が付きはじめる。

    あちこちで恋の狼煙火が燃えあがる。しかもいずれも身分や性別の違いに阻まれる”禁断の恋”。池田の筆が冴えわたり、「これぞ少女漫画!」という瞬間が続出。少女たちのハートに次々と刺さる矢が見えるようだ。

    ロザリーの姉ジャンヌは、アントワネットに思いを寄せるローアン大司教をだまし、高価な首飾りを奪う計画を進める。マリア・テレジアが死に、アントワネットはようやく精神的に自立する。

    後半は「黒い騎士をとらえろ」の章。

    ジャンヌの首飾り奪取計画は頓挫し、裁判で有罪になるが、その過程で王室の浪費に対する民衆の不満が爆発する。世継ぎにも恵まれ、精神的に安定するアントワネットだが、自分に向けられた民衆の憎悪に驚く。

    オスカルは思いを断ち切るために、夜会に女の姿で参加し、アメリカ出発前のフェルゼンと踊る。庭で気持ちを静めているところを、貴族を狙って盗賊行為を繰り返す謎の”黒い騎士”の襲撃を受ける。

    男装の麗人がきりっとしたドレスを纏う4段ぶち抜きサービスショットの連発だ!これを宝塚のための漫画と言わずして何と呼ぼう。新キャラも登場。こちらも少女漫画定番の謎の怪盗。

  • 一巻では未成年だった主要キャラも20代に突入し、様々な恋が加速していく巻です。
    オスカル・アンドレの幼馴染としての仲の良さが垣間見えるシーンも多く、キャラ同士の関係性がどんどん分かっていくのが見どころです。
    少年のようだったオスカルも女性としての自分との間で揺れ動き、ロザリーの出生の謎も明らかに。さらにはフランス革命の序章とも言える事件も勃発して、波乱万丈な展開を予感させるお話です。

  •  

  • 昔何度も読んだのに、ほとんど忘れています…
    子どもの頃は、アントワネットの生き方にばかり目がいきました。
    でも今は、フェルゼンの愛や、ロザリーとジャンヌの生き方、オスカルの苦しみ等、いろいろな事に目がいきます。
    こんなに生々しい漫画だったっけ?という戸惑いも強いです。

    最後の解説は解説という感じではないけれど、とても良かった。私は結構好きです。

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著者プロフィール

1947年12月18日大阪市生まれ。
東京教育大学(現・筑波大学)文学部哲学科在学中より漫画を描き始め、1972年から連載を始めた代表作『ベルサイユのばら』は空前のヒットを記録し、宝塚歌劇団の舞台でも上演されるなど、漫画の枠を超え幅広い層に永く愛される。
現在は活動の幅を広げ、劇画家、声楽家としても活躍の幅を広げている。

主な作品
『ベルサイユのばら』
『オルフェイスの窓』
『女帝エカテリーナ』
『天の涯まで-ポーランド秘話-』
『栄光のナポレオン-エロイカ-』
『おにいさまへ…』

「2013年 『聖徳太子(7) <完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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