フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715101

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  • 東京バンドワゴン 番外編第2弾

    ・紺に交われば青くなる 堀田紺
    ・散歩進んで意気上がる 堀田すずみ
    ・忘れじの其の面影かな 木島主水
    ・アイの花咲くこともある 堀田亜美
    ・縁もたけなわも味なもの 藤島直也
    ・野良猫ロックンロール 鈴木秋実
    ・会うは同居の始めかな 堀田青
    ・研人とメリーの愛の歌 堀田研人
    ・言わぬも花の娘ごころ 千葉真奈美
    ・包丁いっぽん相身互い 甲幸光
    ・忘れ物はなんですか 堀田サチ


    それぞれの過去の告白や、きっかけ、などなど、東京バンドワゴンの秘密が少しずつ披露されてます。

    ますます堀田家の今後が気になります。

  • 今から30年前、突然、我南人が「この子ぉ、僕の子供なんだぁ」と生まれたての青をつれて帰ってきたー(「紺に交われば青くなる」)。二十歳の亜美が旅先の函館で置き引きに遭う。たまたま同じボストンバックを持っていた紺にいきなりの跳び蹴り。それが二人の出逢いだった(「愛の花咲くこともある」)など、「東京バンドワゴン」シリーズの知られざる過去のエピソードが明かされる全11編。

  • 今まで明かされてなかった部分がこの本で一気にわかった。花陽の出生のことか、紺や青の結婚までのお話。
    久しぶりの短編集ですぐ読み終わってしまった。

  • よかった、数年ぶりに続きを読んだけどどの話もほっこりする。ドラマ化したら楽しそう!過去のことが細かくわかってよかった

  • 小路幸也著
    「フロム・ミー・トゥ・ユー 東京バンドワゴン」

    シリーズ第8作目はその4作目のように通常版から一歩横道に入った番外編。
    シリーズに登場する人物のうち11人がそれぞれの言葉で自分を、バンドワゴンの皆んなを語る。
    シリーズではうかがい知れないエピソード満載。
    またしてもこの番外編でシリーズへののめり込みが激しくなります。

  • 突然、我南人が生まれたての赤ん坊を連れて帰ってきた「この子ぉ、僕の子供なんだぁ」。付けた名は「青」。堀田家は他の兄妹と同じく育てるが、成長した青は出生の秘密を気にして…(「紺に交われば青くなる」)東京バンドワゴンに初めて来た時「店の本を全部買いたい」と口走って勘一に怒られたIT社長の藤島。彼と堀田家の縁が深まったきっかけとは…(「縁もたけなわ味なもの」)一人旅の途中で大事なボストンバッグを盗まれた当時20歳の亜美。偶然そのバッグと同じ鞄を持っている男を発見して…(「愛の花咲くこともある」)。書き下ろし3編を含む全10篇。

  • それぞれの登場人物たちの過去のお話
    番外編的な短編集

    「この子ぉ、僕の子供なんだぁ」
    我南人が赤ん坊を連れて帰ってきた。
    「藍子がいて、紺がいるんですから、次は青でしょう」
    そうやって青は堀田家の子供になった。


    「そう言えばじいちゃん、探してた本があったよ」
    『空家の少女 真夏の女』に隠された秘密
    勘一の幼馴染、勇造が関わっていたのか?
    すずみちゃんがほんと、気立てのよい女の子。

    薬物が密輸されている可能性がある。
    疑われたのはマードックさん宛に海外から送られてきた荷物。これがもし本当なら堀田家の一大事。
    雑誌記者の木島主水は皆に気付かれないうちにマードックさんと会って話をすることに。

    美人だけど顔が怖い亜美さん
    北海道への旅の途中、盗まれたボストンバッグと
    そっくりなバッグを持っていた紺を見ていきなり
    飛び蹴りくらわした強者。 そしてこれが二人の出会い。日本で最後に咲く桜をいつか見に来たいね。

    古本屋巡りが趣味な若き青年社長、藤島
    初めて東京バンドワゴンへ来たとき
    この店にある本を全部買いたい、なんてことを言って
    勘一に「てやんでぇ、馬鹿野郎」と怒鳴られた。
    それでも藤島の古本をを愛する気持ちは勘一にも届いたようで・・・
    一緒に会社を立ち上げた仲間の一人三鷹がいなくなった話しと絡めて。。。

    我南人と秋実の出会い。
    野良猫みたいだった秋実さん。
    「家はねぇ、心の中にあるものなんだよー」
    二人の出会いとこれからもっともっと読みたいなあ。

    青とすずみちゃん
    「だってもしここで二人が別れてしまったら将来不幸になる人間が4人になるのよ」
    喫茶「多摩欄堂」の杏さん、観察力すごすぎです。

    研人とメリーちゃん、学校のバザーで本を売ることに
    そこにやってきた校長先生が雑誌を見てみるみる顔色が変わっていく。
    若かりし頃のお話。

    堀田家のアイドル花陽に自分の父親の事を聞かれて
    真奈美さんから語られる藍子さんと教授の恋の話

    真奈美さんの友人が亡くなった。
    その息子が大好きだった柿のコロッケ。友人の旦那さんと一緒にコウさんが作ることに。
    そこで語られた真奈美さんの失恋話し。
    コウさんだんだん真奈美さんに惹かれていってるよね。

    新聞配達のバイトがある朝新聞を入れ忘れていた
    今までそんなことはなかったのにどうして?
    ちょっとした謎も放っておけないおせっかいな堀田家の人達。
    最後はやっぱりサチさんの出番です。


    今回もほのぼのとした読後感。
    それぞれの人たちの知りたかったことの詰め合わせ
    もうちょっと詳しく読みたいと思わせてしまうほどにはすっかり登場人物たちに感情移入していて幸せな気持ちになりました。

  • 前にも読んだらしい、笑。順番を無視してなんでこれから読んだのか全く思い出せないけど、再読でも新鮮。やっぱり最高。今回は短編11編。堀田家の数名と、堀田家の周りの数名の”堀田家につながって行く”ストーリー。
    フロム・ミー・トゥー・ユー。LOVEが止まらなくて手が止まらない。

  • 堀田家随一のイケメン、青の出生の秘密とは? 藤島社長と堀田家の初めての出会いとは? 堀田家の知られざる過去エピソードを描いた短編集。「東京バンドワゴン」第8弾。

    それぞれのエピソードが面白い。

  • 東京バンドワゴン8。今回はいつもと違い、全部主人公が違う短編集。色んな馴れ初めや出来事が入っていて、久々におお、という感じ。カキのコロッケてどんなんだったんだろ…

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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