- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087717662
感想・レビュー・書評
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6章からなる一冊の物語。だけど、どの章から読んでも良い、どの章から読むかで印象が変わる、という不思議なコンセプトの本です。
本を開いた最初の方に、各章の「出だしのパラグラフ」だけ書き連ねられていて、それを読んで興味を持った章のページに飛び、その章を読み終えたらまた冒頭ページで次に読む章を選び…という読み方になってます。
各章に出てくる人物や出来事が、別の章でも少し影響を及ぼしている構成になってるので、なるほど、自分が読む順序次第で感じ方が変わりそう。
内容自体はまあ、特に可もなく不可もない感じだったけど、一つ一つのエピソードの長さは隙間読書に丁度よかったかなという感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
その気になればエンドレスで読める本、確かに順番で変わるなぁ
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読む順番によって色が変わる全6集からなる物語。
一章ずつ上下が逆になっていて発想は面白いと思った。どこから読んでも話は分かるし、読み進めるにつれて登場人物に繋がりが出てくるのでこの人か、という気づきもあった。内容は全体的に暗く、重い話が多かったかなという印象。1つの短編集としても楽しめる作品だと思う。 -
まず本のコンセプトが面白い。しばらくしたらまた違う順番で読んでみたい。どの程度感じ方が変わるのか。
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仕掛けはけっこう面白かったです
私は346152の順番で読みました
それぞれ登場人物が重なっていて、あれ、この人前にも出てきたな…って思いながら読み進めることができます
著者さん初読みですがユニークな仕掛け
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全部で6章。読む順番によって世界が変わる。
私はこの順番で読みました!
1眠らない刑事と犬
2笑わない少女の死
3名の無い毒液と花
4落ちない魔球と鳥
5消えない硝子の星
6飛べない雄蜂の嘘
「N」の意味がようやく「飛べない」の章で分かって良かった。
「眠らない」のあとに「笑わない」読むと、「ん?これって繋がりあるのかな?」って思ってしまった。だけど、ちゃんと繋がっているので安心しました。
でもこの順番で読んで満足したし、新鮮な読書体験ができたことが最高でした!
720回読むのには相当時間がかかりそう...。
イチジクコバチのことを初めて知って勉強になりました。