- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784088653372
感想・レビュー・書評
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「あしながおじさん」って、あらすじはざっくりは知っていたけど、まともに読んだことはなかった。ので、舞台を昭和初期に設定しマンガ化した表題作を読み、とても新鮮だった。
何といってもキャラクターのよさ!「あしながおじさん」として、ヒロインのいつきの後見人となる千博坊ちゃん、イケメンで金持ちっぷりも嫌味じゃなくて、うっとりします。そしてヒロインのいつきも素直でかわいらしく、「女の子」から「女性」への成長が何とも瑞々しく描かれており、読む側も「あしながおじさん」気分でありました。いつきと千博、互いが恋心を徐々に意識していくところなど、ときめきます!ユーモアセンスも抜群で、ただ乙女チックなだけではないところもよい。古きよき少女小説、素敵だな~っと改めて思いましたわ。
同時収録の読み切り3篇も、粗さは感じるものの、ユニークな切り口で、読んでほのぼのしました。原作もの、オリジナル、両方いけますね。勝田さん、今後要チェック。詳細をみるコメント2件をすべて表示-
niwatokoさん勝田文さん、ジーヴズものは読んでいるのですが、これもおもしろそうですね~! 絵柄もクラシックな少女小説にはぴったりかも。読んでみます。勝田文さん、ジーヴズものは読んでいるのですが、これもおもしろそうですね~! 絵柄もクラシックな少女小説にはぴったりかも。読んでみます。2012/02/23
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メイプルマフィンさんniwatokoさん:コメントありがとうです♪ウェブスターと昭和初期がこんなにマッチするとは本当に驚きでした!今度はジーヴスものを読んでみた...niwatokoさん:コメントありがとうです♪ウェブスターと昭和初期がこんなにマッチするとは本当に驚きでした!今度はジーヴスものを読んでみたいと思ってます。2012/02/23
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大好きなあしながおじさんが、こんな世界観で読めるなんて素敵ー!
少女の憧れです。 -
表題作は漫画版で日本版の《あしながおじさん》。いつか自分なりに《あしながおじさん》を物語として描くことが実はこっそり目標だったので私は漫画家でも作家でもないが先を越されたとわけのわからない悔しさをあじわったものの素直に素敵な漫画になっていて読めて嬉しかった。また表題作以外の収録作もすべていい。勝田文の描く人物は年甲斐もなくぐずぐずしていることが多いがそれが本当に魅力的だ。ぐずぐずしていてちょっとひねてるけどうぶで純粋ででももちろんそんなことは照れて絶対認めないそんな登場人物たちがかわいくて仕方がない。表題作以外では特に《パーラー》が好き。
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ジーヴスの漫画化で知った勝田文さん。彼女のこのDaddy-Long-Legsが秀逸。岩波少年文庫でも原作(ペーパーバック)も大好きだった『あしながおじさん』。和のレトロな雰囲気がほのぼのして、楽しめました。
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和風モダンだけど童話っぽい表紙がかわいい。
・天馬
日常のなんでもないことを切り取った漫画を描く人なのかなーと思いました。内容がないし不思議ですが独特の雰囲気がある。出雲。
・パーラー
だらだらした女の人の話かなと思った←
でも部屋だとか街並み、小道具の描き方がかわいい。
大山君かっこよくないのに魅力的です。和菓子に対する反応ww
なにげ家族のあったかさとかが感じられるよい話。
・シンガポールの月
港の夜景がいい。レーコきれい。半太郎は嫌な奴とか思ったけどそうじゃなくて賢くて一途な人なんだろなー。レーコ悪女。
・DaddyLongLegs
原作はやんわり知ってるくらい。あしながおじさんってもっとひげのはえた老紳士かと思ってた←
着物も絵柄ももうかわいくて。きざでお茶目でかわいいあしながさん。自分が見つけた少女が他に染まるのがきにくわないけど、何も手をださない。なんだかもどかしい。きっとこの二人はくっつかないだろうと思って読んでたんで最後びっくり。てか最後ハラハラしすぎてちゃんと読めなかった←
心のきれいな人と純粋な少女のとてもかわいいお話。すごい好き。 -
勝田さん×あしながおじさん。舞台を日本に置き換えても世界観が保たれているのはさすが。あとがきまでにんまりとさせる一冊。
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あしながおじさんを大正か明治?ぐらいの女学校に舞台を移した日本版でアレンジしてあります。絵もレトロでとぼけていて好きです。
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MOGAな時代の日本版あしながおじさん。この作家さんのとぼけた作風が好き。
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原作読んでないですが、とにかくよかったです。