- Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784091400017
作品紹介・あらすじ
●日本を代表する漫画家藤子・F・不二雄先生の傑作作品『ドラえもん』。未来の国からやってきたごぞんじ、ネコ型ロボットのドラえもんが親友のび太とともにくりひろげる友情ファンタジー。四次元ポケットから取りだされる不思議な道具で日本じゅうを笑いに包みこむ。しずちゃんやスネ夫、それにジャイアンも元気いっぱい。大きな夢をあたえてくれるワクワクドキドキ素敵な道具でキミを心温まるドラえもんワールドにご案内。
▼第1話/未来の国からはるばると▼第2話/ドラえもんの大予言▼第3話/変身ビスケット▼第4話/秘(丸囲み)スパイ大作戦▼第5話/コベアベ▼第6話/古道具きょう争▼第7話/ペコペコバッタ▼第8話/ご先祖さまがんばれ▼第9話/かげがり▼第10話おせじ口べに▼第11話/一生に一度は百点を▼第12話/プロポーズ大作戦▼第13話/◯◯が××と△△する▼第14話/雪でアッチッチ▼第15話/ランプのけむりオバケ▼第16話/走れ! ウマタケ
感想・レビュー・書評
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2016/9記。再掲です。
娘に読ませたいマンガ、ということでドラえもんを購入。1-6巻まで。改めて読んでその名作ぶりに驚嘆。
まず、マンガとしての表現の完成度。登場人物の表情の一つ一つの豊かなこと。のび太のダメさ加減、それにあきれるドラえもんなどの一つ一つのコマが全て違う顔でギャグマンガとしてそもそも大うけできる。今のアニメ版を悪く言いたいわけではないが、原作に比べると如何にお約束の表情ばかりかが分かる。そして登場人物は今の標準版よりはるかにアクの強いキャラばかり。スネ夫の悪意は今のアニメとは桁違いだしジャイアンの理不尽もレベルが違う。ある種、当時の子どものリアルに近い。「ちびまる子ちゃん」もそうだが、国民化、大衆化することでキャラクターは本来の毒を失ってしまうものなのだ。
セリフ回しや視点のオーセンティックさ。すべてはきちんと吹き出しに収められ、今のマンガで多用されているような補足的なセリフを手書き風に加えたり、いわんやコマの枠外に作者が楽屋落ち的な書き込みをつけたり、といったことは一切ない。また、これも現代では多用されている「頭の中で考えていることを吹き出しに書く」ということも一切やっていない。「のび太君、またさぼっているだろうな」というようにあくまで独白のセリフとして表現されるところはむしろ演劇的と言ってよい。
またエピソードの深み。科学・知識についての小学生向け解説(例えば「台風は温かい空気で成長する」とか複利計算の考え方とか)があるし、何より「貧困」や「戦争」と正面から向き合ったエピソードが多い。思えば昭和40年代初頭の作品なのだ。長屋に住んでいて狭すぎて友達を呼べない、とか空襲で脱走することを恐れて動物園のゾウを射殺するとか。そういえば「死」をテーマにしているものも結構ある。
そして何よりSFとしての充実。子供にとって「パラレルワールド」の概念は「もしもボックス」で学ぶことになるし、より根本的に重要なのはSFのコアのテーマとも言える「時間」の感覚。「ドラえもんだらけ」のエピソード(5巻収録)は、沢山の宿題を「2時間後、3時間後、4時間後のドラえもんと手分けして(数人がかりで)やればすぐ終わる」とタイムマシンで未来のドラえもんを呼び出す話なのだが、その完成度は尋常ではない。小松左京や筒井康隆などの才能爆発期に時を同じくした天才と言える。
ドラえもんはれっきとした文学だった、ということが改めて分かった。-
最近ドラえもん、50周年とやらで
wowoで、孫ちゃんと一緒に
相当ドラえもんをみた。うーん、文句なしにおもしろいんだよね。最近ドラえもん、50周年とやらで
wowoで、孫ちゃんと一緒に
相当ドラえもんをみた。うーん、文句なしにおもしろいんだよね。2020/05/01 -
トミーさん、ありがとうございます。当時小学校低学年だった娘に読ませたくて買ったんですが自分が読み耽りました笑トミーさん、ありがとうございます。当時小学校低学年だった娘に読ませたくて買ったんですが自分が読み耽りました笑2020/05/01
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ドラえもんって、おもしろいですね!!
友達がめっちゃ好きだって話を聞いたこともあり、UNISON SQUARE GARDENのベーシスト・田淵智也さんが愛してやまないということもあり、辻村深月の『凍りのくじら』を読んだこともあり、ずっと気になっていたドラえもん。
小さい頃からアニメで見ていたから(最近はめっきり見ないけど)すごく身近すぎて、たぶん、こういうきっかけがないと読んでみようとも思わなかった作品だろうなぁと思う。
ドラえもんって、のび太の「保護者」的なイメージだったのだけど、これ読んで「あれ、ドラえもんも大概お間抜けさんなのね(笑)」と思いました。
ただ、さらりと深いことを言う登場人物たちにいちいち唸らされる。 -
のび太の先祖の名前は、のび作という狩人であった。
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子ども時代に読んでも、大人になって読んでも面白い。ひみつ道具のワクワク感!極上のSF短編であり、コメディとしてもオチが丁寧。ブラックユーモアに教訓めいた話まで、1話15ページ前後の物語と思えない内容と切れ味に驚かされる。初期はキャラデザインも違ってて、ずんぐりとしたドラえもんが可愛い。
ドラえもんといえばドラ焼きなんだけど、一話目は餅のインパクトがすごい。焼き餅を食べたくなる。それにしても、未来からいきなりやってきて文句を言われて、怪しげなロボットが「めんどう見てやるよ」と上から来るのがシュール。しかも、思いっきり私利私欲の過去改変じゃない?!子どもの頃はまったく気にしてなかった(笑) 最近だと過去改変に厳しい作品が多いけど、このおおらかさが楽しいし、タイムトラベルものを身近にした立役者の作品だよね。
「どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ。」
「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。」
こんなセリフが何気なく登場して、サラッと流れていくところがすごい。説教ぶったりしない、あくまで物語を楽しく読んでもらいたいという気持ちが伝わるところが好き。 -
小学生のとき以来読んだ。ペコペコバッタに鼻に入られたら何を謝るだろうな。色々あるかな。あんなのバラまかれたら自殺者続出するだろうな。プロポーズ作戦は、ひみつ道具としてはタイムマシンとひとまねロボットくらいしか出てこなかったけどいい話だった。ママの名前が玉子だったこととパパに妹がいたことは新発見だった。
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ドラえもんの登場の仕方が分かります。
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僕が初めて買った漫画はてんとう虫コミックスの『ドラえもん』18巻と31巻と34巻でした。以後、漫画、アニメ、映画からいかに影響を受けまた学んだものか…。勇気や友情をはじめ、人生に大切なものはほとんどすべて『ドラえもん』から学んだと言って過言ではありません。
しずかちゃんのお父さんが語る「人の幸せを願い、人の不幸を悲しむことができる人間〜」は、確かに僕の理想の人間像を形成しています。全45巻(そしてプラス)に永遠の名作とそのもとが溢れていますね。 -
このときのドラえもんはふっくら。
郷ひろみも登場。50年前なのに。、 -
未来ののび太くんは、借金の額が多くて子孫にまで迷惑がかかってた。
そんな運命を変えるためにやってきた、のび太くんひ孫のセワシくんとドラえもんがやってきた。
最初の出てきた道具はタケコプターだった。
最後に出てきた、走れ!ウマタケに、ドラえもんの台詞
「人にできて、きみだけにできないなんてことあるもんか。」
だった。
ドラえもんの道具って、一見なんでも願いを叶えてくれそうなんだけど、
でも、その道具にも歯止めが効かないことがあって、
怖いことになることがあって、
まさに今の世の中と思った。
便利がより人を複雑にさせてしまう部分があるのかなぁ。
でも、どこを見ても、
ドラえもんとのび太くん
かわいい
ドラえもん可愛いなぁ。