12歳。~おとなでも、こどもでも~ (小学館ジュニア文庫 ま 1-5)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784092308251

作品紹介・あらすじ

第5弾も、小説だけのオリジナルストーリー

「女子力ゼロだし、男子にはすぐからかわれちゃうし。子どもっぽい私は、高尾の彼女にふさわしくないの……?」と、悩む花日。
「クラスのみんなだけじゃなく、先生まで、どうしてそんなに私を頼りにするの?」と、複雑な結衣。
子ども扱いされたくない。甘えたいときもある。---矛盾してるようだけど、どっちもほんとの気持ち。それが12歳のリアルな思いなんです。さて、花日と結衣、2人の“もやもや”の行方は……。

大人でもない、子どもでもない微妙なお年ごろ、12歳の少女のピュアな悩みと初恋、そして成長を描く大人気まんがを、オリジナルストーリーでノベライズした第5弾です。





【編集担当からのおすすめ情報】
花日と結衣それぞれ視線の長編2本と、堤視線で稲葉も登場するショートストーリー1本、全部で3つのお話を収録しました。

今回も、執筆者である以前に読者として「12歳。」の大大大ファンでいらっしゃる辻先生が、登場人物や「12歳。」という作品に愛情をたーっぷり込めて、すてきなお話を作ってくださいました。

ぜひ、花日や結衣といっしょに、落ちこんだり悩んだり、ドキドキしたりほっこりしたり…してくださいね。

感想・レビュー・書評

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  • ・12歳の少女の初恋の話で、小説の嫌いな私でも楽しく物語の中に入っていける話です。みなさん、ぜひ読んでみてください。
    ・花日と結衣がおとなでもこどもでもないラインからぬけ出そうとしている姿がかわいいし、おうえんしたくなります。花日と結衣の心の変わりかたがおもしろいです。読んでみてください。

  • おとこのこがかっこいいところもあるし、いろいろなときにココアちゃんという子がすごい男の人に強くいっていました。
    この本は恋のお話です。

  • ウン・・・。12才っていうたらふつうに子どもやからね? なんなら子ども料金やからね?

    ・・・と、いうツッこみだけはしてはならないこのシリーズ。
    相変わらず、ムスメが読んでいる本を私も借りて読ましていただきました。
    ちゃおで連載中の人気まんがのノベライズですが、相変わらず面白いと思います・・・。

    12才はどう考えても子どもやでっちゅうツッこみはナシにして読まんとあかんとはいいつつ、ほしたら自分が12才のときはどうやったかっていうたら、

    楽しかったわな~・・・。

    私は早生まれなので、12才というたら小学六年生というよりは中学一年生やったけれども、作中の花日や結衣ちゃんと似たようなことを考えてたと思うわ。
    なので、このまんがや小説が小学生女子に人気なのもわかるよー。(*´ω`)


    今回も花日がほぼメインの話で、結構重いな~、と、思いました。
    心愛による花日の誘導が見事。
    これが
    「心愛、性悪~!!」
    と、思えないのは私が12才じゃないからやと思う。笑

    むしろ心愛の誘導にひっかかる花日が、ちょっとしっかりしてよ、と、思うけども、そこも恋する少女やからしょうがないよね。

    大切な人の言葉を信用せず、外野のことばかりに耳を傾けて自分本位になっていく・・・。
    アカンよ。
    アカンよ、それは。

    まあ、最終的には高尾が
    「ちょっと怒ってるからね」
    と、いうてイチャイチャして終わるというすんごいオチやったのでええしな・・・。
    また、そういう隙があるのも、花日の魅力なんよねえきっと。
    高尾のS心が刺激されてしょうがないよねえきっと。

    だって最後のシーンはすごかったよね!?
    「恥ずかしいセリフを敢えて花日に言わせようとする高尾」

    「恥ずかしいセリフを敢えて花日に言わせようとしている高尾と知っていて恥ずかしいセリフをいう花日」
    ってオイオイオイオイ大丈夫このえすえむプレイ・・・!

    このえすえむプレイの前の
    「ちょっと怒ってるからね」@高尾
    のセリフから踏まえて、もうこのあたり、いうたらアカンのかもしれへんけど、

    MOE・・・!


    高尾12才には、ほんまに手のひらで転がされております。@40才


    キャラ設定も絶妙やし、話の展開のさじ加減も好き。
    今回は、高尾、花日、心愛がいるところに高尾の塾の友だち(女子)がたまたま遭遇する、と、いうところが発端なんやけど、一通り会話をしたら
    「じゃあ」
    と、いうて別れる4人。

    今から塾へ行こうとしている高尾と、塾の友だち(女子)が二人で塾へ行く、と、いう展開になるとそれはそれでまたややこしいのに、うまくそうならへんような設定を事前に放り込んできているところとか、まりんが心愛と花日の前日の会話を察知するところとか、上手にわかりやすく伏線を張ってくれてると思う。

    こういうところが、好き。
    色々ツッこみたいところもあるけれど、こういう本を読んで、活字も好きになればいいと思うな!
    ほんで、うちの子たちもこんな学生生活が送れたらいいね。楽しいよね。


    桧山と結衣ちゃんもかわいいよー。
    カップルとしては純粋にこちらのほうを応援したい。
    (高尾×花日は最早萌えのネタ)

    最後に桧山をうならせた結衣ちゃんの笑顔とか、ちょう気になる。
    なんだかんだいうて桧山はストイックやろうからねー。16才くらいのふたりが見てみたいわ。
    案外一線を越えてなくて(高尾×花日はもちろん越えている。越えまくっている)、
    桧山の理性どんなけやねん
    などと思えるような関係になってたら、もえるわなあ・・・(笑)。

    (2016.09.13)

  • 心愛、まじうざい!
    高尾、花日と一緒にいると疲れるなんて思ってないのに!
    花日の単純と素直、ほし〜い
    私は、蒼結井が一番好きです。

  • 何で心愛はそんなにひどいの!?高尾が好きなのに...!

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著者プロフィール

辻みゆき
新潟県生まれ、千葉県育ち。いて座のO型。著書に『あの日、そらですきをみつけた』(小学館ジュニア文庫)、『家族セッション』(講談社)、ノベライズ作品に「小説 ゆずのどうぶつカルテ」(講談社青い鳥文庫)シリーズがある。

「2023年 『鈴の音が聞こえる はじめての恋』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻みゆきの作品

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