- Amazon.co.jp ・本 (146ページ)
- / ISBN・EAN: 9784093861649
感想・レビュー・書評
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小説だと思って読み出したので、大いに肩透かしを食らってしまった。
女性誌(Oggi)のコラム集のようです。27人のマリコの体験談?
ファッション雑誌の中で箸休めポジションの読み物としてはいいけど(読者コーナーみたいで)、どっかで聞いたような内容ばかりで毒にも薬にもならず…笑いにもならず…でした。個人的に。
一気に読んだのがまずかったか?一つ一つがショート過ぎて、終わってしまうと何も残って無い…みたいな。
結局一番気に入ったのは、リリーさんの表紙イラスト。
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ノリがいい!その一言に尽きます。
松久 淳,田中 渉の「天国の本屋」系なんかも好きなんですが、松久さんのポップさというか、そういうものが前面に出てます。
マリコという1つの名前が共通で色んなマリコさんが出てきます。
どのマリコさんの話にもちょっと共感しつつ、笑ってしまったり本音爆発!みたいな書き方、女心が大変よく分かってます。好き。
人って色々なんだなぁ…なんてしみじみします。 -
以前紹介した『ヤング晩年』でハマってしまった松久本。
これも期待通り、「くすっ」と笑ってしまう箇所盛りだくさんの面白い1冊です。
内容は、著者が「女性誌で20代から30代の女の子に取材して、その話をショートストーリーにする連載っていうのをやってるんだけど、登場する女の子の名前を毎回マリコってことにして『マリコはたいへん!』っていうタイトルなのね。」というもの。
これがなかなかツボをついていてハマる。
例えば。。。
・マリコさんは23歳の(お父さんにありがたい教えを受けた)キャバクラ嬢
・マリコさんは24歳の(中年男研究家)の雑誌レイアウトデザイナー
・マリコさんは26歳の(長編私小説を受け取った)グランドホステス
・マリコさんは27歳の(彼のプロポーズが納得いかない)ヘアメイク
・マリコさんは28歳の(不倫に終止符を打った)輸入食品販売会社のOL
・マリコさんは29歳の(なんでもやりすぎちゃう)ラジオ局の総務部勤務
・マリコさんは31歳の(倦怠期克服に命をかける)映画会社宣伝ウーマン
・マリコさんは31歳の(次々とろくでもない男が舞い込む)アパレルメーカー広報
・マリコさんは34歳の(間の抜けた一言に弱い)元モデル
・マリコさんは35歳の(大人のいい女像をキープする)PR会社女社長
・マリコさんは。。。
ってな具合。
で、「マリコはたいへん!」
ね、面白いでしょ!
りさもたいへん! -
マリコはたいへんなんですね。
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「マリコはたいへん!」
いろんな女性の恋愛話インタビューから書き起こした短編集。 -
一つ一つの話が短めですごい面白かった。
たまにラブコメやストーリ&テリングの登場人物が出てきて読んで楽しい作品。 -
様々な『マリコさん』のショートストーリー。個人的に「手紙」ネタに弱いので、「23歳ピザ屋店員のマリコさん」の話がいちばん好きv
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さらっと読んでしまえておもしろい。
自分かも・・・と思うような設定があったりして、なんとなく電車の中では読みづらい。読み応えはないけれど。 -
いろんなマリコさんが登場する短編集(エッセイ?)。
共感できるマリコさんや理解不能なマリコさんなど・・・こんな恋愛もあるのかぁ、と考えました。
ある松久作品とちょっとだけ関連あり。 -
雑誌Oggiに連載されている時からスキでした。
20代〜30代のさまざまな職業、恋のシチュエーションに置かれた女性たち27人(すべてマリコさんと呼ぶ)の体験話です。
どのマリコさんにも、えーっ!と思ったり、あるある〜と思ったり、共感しながら読めます。
1話が短いから軽く読めるのも魅力。
共感しすぎて、泣いてしまうものもありました。