チ。―地球の運動について― (6) (BIG SPIRITS COMICS)

著者 :
  • 小学館
4.17
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本棚登録 : 1280
感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098612062

作品紹介・あらすじ

備えよ。運命を変える瞬間のために。

オクジーとバデーニが命を賭して真理を生き残らせてから25年の時が経った。C教の権威が揺らぐ激動の中、神が決めた「運命」に父を奪われ、神を信じられなくなった少女が自らの強い信念のために動き出す。その先に待ち受けるのは―――
神様はいると思う?/いない/違うよ/え?/神様はいるかいらないかって聞いてるんだよ



【編集担当からのおすすめ情報】
単行本1~5集累計110万部(紙+電子)突破!
「マンガ大賞2021」第2位受賞作!!
第1集で岩明 均氏、第2集で高橋しん氏、第4集で最果タヒ氏に絶賛され、多くの著名人やメディアが大注目している、2021年を席巻した話題作の第6集です。

感想・レビュー・書評

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  • 書店で、1集から6集まで、まとめて購入して、拷問シーンなどに、怖がりながらも、アッという間によみ終えてしまった。面白い!!
    心に刺さる言葉が、たくさんあるので、最初からゆっくりとまた、読み返して、私には難解なる箇所が、多々あるところは、頭の中を整理して、物語世界を 味わいたい。
    とても読み応えのある作品でした!
    第7集が、待ち遠しいです。

    • 夜型さん
      かぞくを編むと青空の卵、読んで下さったのですね。うれしいです。
      かぞくを編むと青空の卵、読んで下さったのですね。うれしいです。
      2022/05/27
    • 夜型さん
      次にもしも勧めるとしたら『草子ブックガイド』なのですが、読みたい本たちと本の山で大変そうですのでよしときます笑
      次にもしも勧めるとしたら『草子ブックガイド』なのですが、読みたい本たちと本の山で大変そうですのでよしときます笑
      2022/05/27
    • りまのさん
      夜型さん
      コメントいただき、とてもとても嬉しかったです。ご紹介いただいたコミックス、読めて良かったです。どうもありがとうございます。
      夜型さん
      コメントいただき、とてもとても嬉しかったです。ご紹介いただいたコミックス、読めて良かったです。どうもありがとうございます。
      2022/05/27
  • C教正統派を打倒するために結成された異端解放戦線は火薬を使って教会を襲撃し、とらえられたメンバーを奪還する。

    彼らの目的は地動説を論じた書籍を、活版印刷術を用いて世に広め、そのことでC教の権威を失墜させることにある。

    遊牧生活をしている共同体のドゥラカは金儲けをして、その日暮らしの生活から抜け出したいと考えているが、叔父に連れられて行った廃村で偶然、地動説の書籍を読んでしまう。書籍は教会と解放戦線の戦いの途中で燃えてしまうが、ドゥラカは一度読んだら総てを記憶できる能力の持ち主だった。いまや書籍はドゥラカの頭の中にしかない。解放戦線はドゥラカを首領の下へと連れていく。首領はなんとヨレンタだった。

  • 103冊目『チ。 -地球の運動について- 6』(魚豊 著、2022年1月、小学館)
    新章突入。C教のルール外に生きる者たちと、「地動説」との出会いは物語をどう動かすのか?相変わらずセリフが熱い。知性的な内容でありながら、漫画らしい外連味のある展開も楽しい。H派とは多分プロテスタントの原型でもあるフス派がモデルだろう。
    「表なら私、 裏なら君が正しい。」

  • 地動説を成すために身も心も捧げてきた人達の物語。
    内容は専門的で難解な部分が多いです。
    しかし物語に生きる人々の熱が言葉が生き方が、私の心を鷲掴みにしてきます。
    気づけば6巻まで読み終えてしまっている状態です。

  • 考えろ。
    本を読め。
    「物知りになる為」
    じゃないぞ。
    「考える為」だ。

  • おお、そっちに話が飛んだか、と最後に思わせてくれる展開。斜め右上に行った感じ。
    今後も楽しみ。
    時代が変わっていき、カトリックだけではなくなって、人々の考え方も変わっていくだろう。どのような状況なのか、臨場感をもって読んでみたい。

  • 時は流れて。C教正統派に反抗し、教会に疑義を呈し、襲撃をかける集団が描かれ。また移動民族の女子が、オグジーたちが命がけで残した地動説の書を偶然みつけ。それをおいかける集団と行動をともにすることに。そして、ここに…というところにヨレンタさん登場、というところまで。信仰ならぬ身としては、作中の正統派に反対する論のほうにどちらかといえば惹かれるのですが。

  • 拷問シーンがあるって知ってた。
    でも、あまりにも話題だから、
    どーしても読みたかった。

    拷問シーンさえなければ、確かに最高。

    人が生きるとはどういうことなのか、
    なぜ人は考え続けねばならないのか。
    情報過多の現代では、
    多くの人が考えることを放棄している。
    だからこそ、こういう漫画が読まれるべきなんだ。

    ただ、拷問シーンが…
    読み返す勇気が出ない

  • 【あらすじ】
    備えよ。運命を変える瞬間のために。

    オクジーとバデーニが命を賭して真理を生き残らせてから25年の時が経った。C教の権威が揺らぐ激動の中、神が決めた「運命」に父を奪われ、神を信じられなくなった少女が自らの強い信念のために動き出す。その先に待ち受けるのは―――
    神様はいると思う?/いない/違うよ/え?/神様はいるかいらないかって聞いてるんだよ

    ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

    感想は最終巻にまとめて記載予定です。

  • なるほど。「知」の自由の問題でもあった、と。

    ドゥラカにせよシュミットにせよ、恐らく彼ら(彼女ら)の考え(思う事)は「今の」私達には理解できるけれど、信仰によって考える事、疑う事が禁じられ、情報が監禁された世界の中では何を言っているのか分からない、いわば宇宙人の言葉のように思えたんでしょうねぇ。

    そういう意味で、ドゥラカを導いた叔父さんは凄い人だったんだなぁ…好きにはなれんけど(苦笑

    シュミット。
    これまたかなり強烈なキャラがきたなぁ、って感じです。
    最初の行動がホントに「ドカン」だし、話は長いし。
    とはいえ、自分の信念と相容れないものでも尊重するあたり、C教よりはるかにマシなんですよねぇ。…衝突すれば実力行使も辞さない、ですが。

    しかし、この作品は章ごとに主人公が変わる群像劇の要素もあるわけですが、ちゃんと「つながり」があるのが良いですね。…これが「歴史」なのでしょう。

    それにしても、まさかこの人が。

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