風林火山 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.57
  • (110)
  • (205)
  • (300)
  • (39)
  • (5)
本棚登録 : 1694
感想 : 193
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101063072

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 山本勘助を主人公とした作品

  • 戦国時代、山本勘助を主人公に、武田信玄とその女関係っていうんですか……三条夫人も由布姫も、油川夫人も出るよ! しっかし、山本勘助マジ性格悪いな!(笑) なんていうか、みんな嫌いな勘助が好きです……。女好きな信玄と、クールビューティーな由布姫に翻弄されまくる軍師。楽しい。井上靖は偽善的でないところがいいよね!と勝手に思っている。しかも、武田の親子確執ネタがほとんどないので、読むのがとっても楽です……。

  • ~内容(「BOOK」データベースより)~
    「いかにも、武田の軍師、山本勘助」己が生命を絶たんとする切っ先を突きつけられても、その男は堂々と自らを名乗った―信玄への仇討ちを誓う由布姫と、姫への思慕を胸に川中島の決戦に散りゆく山本勘助。夢半ばにして歴史から過ぎ去っていった人々の果敢な後姿を、華麗な筆致で描いた井上文学の金字塔。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~

  • 軍師・山本勘助のキャラはなかなかのもので、是非とも実在した人であって欲しい。勘助を中心に、信玄と由布姫の複雑な三角関係が物語の主軸であり面白さだろう。川中島の決戦のシーンも壮絶だが、決戦前年、海津城での観月の場面が印象深い。

  • 文壇の重鎮、井上靖が描いた戦国時代小説。
    武田家の鬼軍師、山本勘助にスポットを当てて、その生涯を劇的に描いている。
    実際に軍師として活躍していた可能性はかなり低い(というより実在すら疑われている)山本勘助ではあるが、戦国時代ファンなら引き込まれてしまう内容だと思う。
    ただ、個人的には、主人公の、未来はなんでもお見通し的な感じや、一人の姫にひたすら愛慕する様は嗜好が異なるので上記の評価。

  • 初めて読んだ、歴史モノ。
    正直、びっくりしました。

    こんなにも、壮大。
    こんなにも、優美。

    教科書でのたった数行が、
    これほどスケールの大きな人間ドラマになってしまうだなんて。

    死が常に見えているからこそ輝く生命が
    生き生きと描かれています。

    これからしっかり歴史小説にはまってしまいそう。

  • 軍師・山本勘助の物語

  • 大河ドラマの原作になった有名な本です。
    正直歴史物を評価できるほど読んでいるわけでもないのでどういう評価をすればいいのか…といった感じですが、面白かったです。
    もう少し歴史物読んでからレビュー書き直そうかと思います(^^;
    思ったより文章は硬くなくて読みやすかったです。
    最後の戦は読んでいて熱くなりました。

  • あまりにも勘助ワッショイすぎて萎えた

  • 山本勘助を知らない?

    そいつは酷い・・・
    とにかくこれを読めばわかる。

全193件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

井上 靖 (1907~1991)
北海道旭川生まれ。京都帝国大学を卒業後、大阪毎日新聞社に入社。1949(昭和24)年、小説『闘牛』で第22回芥川賞受賞、文壇へは1950(昭和25)年43歳デビュー。1951年に退社して以降、「天平の甍」で芸術選奨(1957年)、「おろしや国酔夢譚」で日本文学大賞(1969年)、「孔子」で野間文芸賞(1989年)など受賞作多数。1976年文化勲章を受章。現代小説、歴史小説、随筆、紀行、詩集など、創作は多岐に及び、次々と名作を産み出す。1971(昭和46)年から、約1年間にわたり、朝日新聞紙面上で連載された『星と祭』の舞台となった滋賀県湖北地域には、連載終了後も度々訪れ、仏像を守る人たちと交流を深めた。長浜市立高月図書館には「井上靖記念室」が設けられ、今も多くの人が訪れている。

「2019年 『星と祭』 で使われていた紹介文から引用しています。」

井上靖の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×