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- Amazon.co.jp ・本 (472ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101063232
感想・レビュー・書評
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人類絶滅の大洪水が襲来する日、ハコ船によって、救い出されるのは誰か? 大洪水を信じ、琵琶湖の畔りで、密かにハコ船の建造を開始したひとりの男がいる。深い学識の持ち主で、山中の旧い館に住む彼は、心を許す船大工に設計建造をまかせ、自分はその船に乗るべき人を捜す旅に出る……。奇妙な人物をめぐるユーモラスな物語のなかに、現代社会への鋭い風刺をこめた長編。(表紙裏)
久しぶりに読んだ小説が面白くて、嬉しい限り。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
絶版本
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あれですよね、作家によっては次はカンボジアだアフリカだなんだと幾らでも物語は続けられるのだろうけれども、希薄になっていくだけの話なのだろうなあ。
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汝乗船せよ
世界終末の大洪水を予言する青年が
山奥でノアの箱舟を建造させていた。
作中、読者は主人公の新聞記者の視点から
青年の行動を追い辿っていくことになる。
青年の行動は、
明らかに「異常」な行動であるのだけれど
どこかやさしく、そしてあたたかい。
世の中の「正常」とは何なのか?そして「異常」とは何なのか?
思わず問いかけたくなる作品です。
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