硫黄島に死す (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 381
感想 : 51
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133164

感想・レビュー・書評

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  • この本は、「硫黄島に死す」など7編が収められているが、読んだのは、「硫黄島に死す」だけ
    この作品が書かれた時期は意外と古く、昭和38年になる。
    著者は昭和2年生まれなので、36歳位に書かれた作品だ。

  • 有名無名の人物の列伝。宝塚航空隊のささやかな悲劇。最後の『断崖』は戦後の話のようだが、変わる時代への警鐘。

  • ・東京2020大会で、「日本が馬術競技で89年ぶりのメダル獲得ならず」との報道を観て、では89年前にメダルを獲った人物のことが知りたくて読んだ。
    ・バロン西。男爵、西竹一。陸軍軍人としては異色の人物。白洲次郎と印象がかぶる面もあるが、自身の生死に関しては白洲と真逆の生き方だったように思う。

  • 短編集。

    硫黄島に死すだけ読破。他のも戦争の話らしいが、お国のための命と栄誉という教育で育ってきた軍人男子の思想が伝わる。
    主人公の西は、海外の価値観にも触れたことのある
    伊達男。儚さ、切なさを出さないように死地へ向かう情景が淡々と描かれている。
    硫黄島に着いてからと言うよりも、硫黄島への任を得てからの人生の回想の方が厚い。
    こういう小説に触れて、当時の雰囲気に触れられたので、戦時の歴史を読みたくなったらまた手に取ろうと思う。

  • 小説の中に戦車部隊の話があり戦車に乗る兵士なのに戦車に乗れなかった兵士の話がありました。
    そこで日本軍がものすごく追い詰められていたことがわかりました。

  • 2019年3月26日読了。

    題名の「硫黄島に死す」はバロン西の話。
    本作のほか、数編を集めた短編集。

  • 2018/01/19 22:56:27

  • 硫黄島の戦闘を知りたいと思い、福岡市総合図書館に行って借りてきました。

    著者の城山三郎は、主に経済産業界を舞台にした小説を書いていた人ですね。昔、「総会屋錦城」とか「乗っ取り」とか読んだことがある。

    たしかベストセラーになった「粗にして野だが卑ではない」というのはいいタイトルですね。「愚にして劣だが怯ではない」とか、「粗にして末だがチンではない」とか、すぐ言い換えて遊びたくなります。本は読んでいませんが。

    本書は、作者の戦争関連の短編を集めたもので、表題の「硫黄島に死す」は、バロン西ー西中佐を主人公とした作品。
    全部で7作品がおさめてあります。どの作品もそれなりに興味深いものがありました。

  • 痛ましい戦争を知らない世代としてはその生々しい描写を読みながらも今の恵まれすぎる生活と比較してなんともいえない気分になる。有り難いという気分もないではないが、それ以上にどんな言い訳を以ってしても戦争という選択肢を選んではいけないし、このような現実の戦争と関わる小説を通して平和の大切さを認識し続けなければならないと感じる。
    「草原の敵」での敵少年兵を人殺しの練習に使おうという発想、極限状態で出現する人間の持つ残忍さに寒からしめられる。
    最後の「断崖」は戦争絡みであろうと勘ぐりながら読んだので何か肩透かしされた気分で、この本に収録するのは適切でない気がする。

  • こういう物語は語り継いでいかないといけないんだろうな。
    死を簡単に選択できる、死は美しい、そんな時代があった。

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著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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