剣客商売 三 陽炎の男 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101157337

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  • 東海道・見付宿
    赤い富士
    陽炎の男
    嘘の皮
    兎と熊
    婚礼の夜
    深川十万坪

  • 剣客商売第3巻。
    大治郎の成長していく姿は頼もしいし、三冬の恋心が芽生えていく様子は微笑ましいです。この二人の成長が楽しく、これから変化が見られていくのがとても楽しみです。おもしろいなぁ。

  • 剣客商売、3冊目。
    作者は食通で知られた方らしいが、何気ない食事の描写も妙に美味しそうに感じられるから不思議。
    怪力のお婆さんがお気に入り。

  • 若衆髷をときほぐし、裸身を湯槽に沈めた佐々木三冬に、突然襲いかかる無頼の浪人たち。しかし、全裸の若い女は悲鳴もあげず、迎え撃つかたちで飛びかかっていった。隠された三百両をめぐる事件のさなか、男装の武芸者・三冬に芽ばえた秋山大治郎へのほのかな思いを描く表題作。香具師の元締のひとり娘と旗本の跡取りとの仲を小兵衛がとりもつ「嘘の皮」など全7編。シリーズ第3作。

  • このシリーズの登場人物で「金時ばあさん」が一番好きかも。 郷土資料館で女の人たちが米俵を一人三俵ずつ背負って行商に行くところという白黒写真を見たことがあってびっくりしたものでしたが、たいした物を食べていなくてみんなやせているのに何であんなに力持ちなんだろう!?

  • 2009/5/4
    うむ。1.2に同じ。

  • 剣客商売第三巻。
    読んでいると、帰るべき場所に帰ってきたような、心が落ち着くようなのは、何故なんでしょう。
    それが池波正太郎の魅力なのでしょうか。

    若先生がだんだん活躍してきました。
    三冬が恋に目覚めてきました。
    面白くなってきました。続編が楽しみです。

  • 読書完了日2008年02月15日。わははー、三冬さんの恋心が微笑ましく長く見守っていたい。「赤い富士」も面白かったです。小兵衛さんの執着、そして上手に手に入れたものだなぁと、悪いことをしているのに、小気味良くて笑えてきました。

  • 表題作が秀逸。

    棍棒で戦う場面が多いのがちょっと残念。でも主人公たちが強いからスッキリする。

  • 剣客商売のシリーズは、なんだか読んじゃうんだよなぁ。
    で。
    期待したとおりに無いように満足する。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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