- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101157337
感想・レビュー・書評
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地味ながらも味わい深い話ばかりという印象の三巻。剣術は強いが人生経験はまだまだといった風情だった大治郎が、「東海道・見付宿」「婚礼の夜」でだんだん父のような段取りの良さと遊び心を身につけていくのが楽しい。そして、そんな息子にまだまだだと言わんばかりの父・小兵衛の粋な活躍ぶり。特に「嘘の皮」で見せた計らいが良い。登場する市井の人々も、筋を通す人物、どこか憎めない人物など味のある登場人物ばかりなのが魅力。
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全国七編、それぞれが味わい深く、面白い。
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2回目
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若衆髷をときほぐし、裸身を湯槽に沈めた佐々木三冬に、突然襲いかかる無頼の浪人たち。しかし、全裸の若い女は悲鳴もあげず、迎え撃つかたちで飛びかかっていった。
隠された三百両をめぐる事件のさなか、男装の武芸者・三冬に芽ばえた秋山大治郎へのほのかな思いを描く表題作。香具師の元締のひとり娘と旗本の跡取りとの仲を小兵衛がとりもつ「嘘の皮」など全7編。シリーズ第3作。 -
老剣客、秋山小兵衛の物語。小兵衛の息子、大治郎と佐々木三冬の成長していく姿。季節感と食卓の風景もなかなかな池波正太郎のシリーズ、剣客商売(三)「陽炎の男」、2002.10発行。7話が収録されてます。第1話「東海道・見付宿」、第4話「嘘の皮」、第7話「深川十万坪」が気に入りました。特に「嘘の皮」、秀逸です!
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剣客商売3作目。
どハマりしてきました。。
小兵衛、大治郎、三冬のコンビ。。
この三人と関われた助けられる方の方々は、いろんな意味で幸せだなー。。
第3作目は、大治郎が1人で段取る形が多くなってきた。
成長を勝手に感じる。。
「赤い富士」の結末は、クスリと笑ってしまった(笑)
「陽炎の男」を読んで、坂本龍馬の妻、おりょうを思い出したのは自分だけではないはず。。
東海道・見付宿
赤い富士
陽炎の男
嘘の皮
兎と熊
婚礼の夜
深川十万坪
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ものごとは、すべて段取りというものが大切じゃ
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面白すぎるぞ!