孤独な夜のココア (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101175119

感想・レビュー・書評

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  • 恋は自覚する前が一番いい。なるほどなぁ。

  • おせいさんの魅力がたっぷりの短編集。とてもよいのです。。。
    綿矢りさの解説もするどくていいです。

  • この本のすてきなところって、タイトルのお話が実は中身にはないこと。
    最初びっくりして、どこかに隠れてるのかと思ったけど、ありません。
    ひとりの夜に、あったかいココアでものみながら読みたくなる本、っていうことで。

  • ココアより孤独な要素が多めだった、

  • 「あなたとめぐり合うことができて、よかった。同じ時間を過ごすことができて、よかった。今ではすべてがもう夢のように思われるけれど…。心の奥にそっとしまわれた、甘苦い恋の記憶を、柔らかに描いた12篇。恋の温もりと儚さ、男の可愛げと女の優しさを、こまやかな言葉の網で掬いあげ、世代を超えて心に沁みわたる、田辺聖子の恋愛小説。そのエッセンスが詰まった、珠玉の作品集。」

  • 文体がなんか独特で好き。三宮とか神戸の街の名前が出てくるのが良かった。関西だなぁ。

    特に好きだった話
    ・雨の降ってた残業の夜
    ・エイプリルフール
    ・愛の鑑詰

    勧めてくれた人は残業の話と、りちぎな恋人が好きならしい。藤村サンがその人みたいで笑っちゃった。

  • ちょうど元気がなくて長編を読むほど体力がなかった時に手に取った
    田辺さんのコテコテの関西弁はなぜだか元気が出る
    決して周りから見て幸せじゃないかもしれないけど、なぜだかそれぞれが幸せそうな素敵な恋たち

  • うううううーん
    叶わなかった恋や不倫の恋から立ち直って前を向く、みたいな話なんだけど、時代的に共感できなかったのかイマイチ!

  • 恋愛小説の短編集。
    男性の可愛げがよく描かれている。

    昭和53(1978)年刊行。この頃と比べると、職場や働く女性の在り方が本当に大きく変化したのだと感じる。昼休みに同僚のワイシャツを洗って干すとか、「私の会社では共かせぎを禁じられていたが(p121)」といった点など。業務でそろばんを使ったり、大阪弁が「商売用に」使われているという描写が興味深い。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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