それでも、日本人は「戦争」を選んだ (新潮文庫)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101204963

感想・レビュー・書評

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  • 一読しただけでは、とても消化しきれない。きっと、この本を読むことで視点をもらって、他の本をたくさん読んで、またここへ戻ってきて、改めて自分に問わねばならない。なぜ日本人は戦争を選んだのだろうか。

  • かなり理解するのが難しいが、興味を持って読み進めることができた。

  • 日本史を専攻しなかったし、第一次世界大戦から第二次世界大戦の間の世界情勢がわかっていなかったし、なぜそもそも日本という小さい島国が強国に戦争を仕掛けたのかもよく分かる内容でした。
    また、講義に参加した高校生の頭の良さと博識には脱帽でした。彼らのように歴史に興味を持てる高校生でいたかったです。

  • 難しいけど面白い。歴史は「◯年に△△が起こった」だけではない。多方面からの見方や、様々なことを考えて行動しようとした人たちがいたこと、内容の全てを理解できなくても、それを知れただけで読んだ意味があると思いました。

  • p126

  • ひっっっっさしぶりにマーカーで線を引いたり付箋を貼ったりしながらなんとか読み切ったが同時に勉強不足を痛感した。

    世界で唯一原爆を落とされた国、日本。
    そればかりが強調されて、加害する側であったことが漂白されつつある現在。
    加害した罪は消せないのだ。
    過去の人たちが作った罪を一生背負って私たちは生きていく。
    それを自覚をしなければならない。

  • ただただ面白い

  • 序章;英光学園の聴衆は優秀で「日本国憲法前文にリンカーンのゲティスバーグ演説が盛り込まれている」ことは承知。←「戦争は敵する相手国のシステム=憲法を変えさせるためになされる」すでに18世紀にルソーが予言/
    日清戦争;列強は華夷秩序=朝貢体制下で貿易の利を得ていたが、ベトナム・朝鮮で「兵制改革した武力で支配圏を守る」李鴻章の近代化姿勢が示され日本と対立
    日露戦争;日本を英米が後押しVSロシアを独仏が押す代理戦争
    第一次大戦;中国は勝利側としてドイツの山東半島利権の返還を求めたが、軍需物資の提供だけでは弱かった

  • 教科書では学べない視座を得られる。さまざまな人物の考え方を一読では消化しきれないので再読したい。

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著者プロフィール

東京大学大学院人文社会系研究科教授

「2023年 『「戦前歴史学」のアリーナ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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