眩 (くらら) (新潮文庫)

著者 : 朝井まかて

• 新潮社 (2018年9月28日発売)

感想・レビュー・書評

[きったんさんの感想 · 2020年9月18日]

歴史小説としてはやや短いけど、葛飾親子の生涯が１章ごと１作品ごと、人生の節目をコンパクトに描いていて疾走感がありました。北斎大好きだし長命だったのでもっと読んでたいなぁとは思ったけど。。日本人本来の職人気質と少しのドロ臭さがカッコよくて、日本が誇る偉人だと再認識しました。北斎に滝沢馬琴が喝を入れるシーンと宮崎あおいが好きです

[m-70さんの感想 · 2020年9月10日]

北斎の娘、栄の生涯。
何か一つのことをとことん突き詰めるのは凄い。

[gaiaさんの感想 · 2020年8月29日]

この時代だから、力があっても女であることで阻まれる道。それが辛い。

映画は少しがっかりでした。

[おとんさんの感想 · 2020年5月29日]

NHKドラマで観て感動した作品の原作。先に映像を観ると小説はガッカリするのだが、まかてさんはうまい

[taumogさんの感想 · 2020年5月23日]

原田マハといいこの手の話は好き。いろいろ調べながら読んだ。

[とっとさんの感想 · 2020年5月18日]

応為自身の絵の魅力(レンブラントと呼ばれる所以)、魅力的な人柄が伝わってきた。才能ある者たちのさらに高みを望む向上心、癖のある人柄。時太郎は最後まで胸糞だったが…

[mame-shibaさんの感想 · 2020年5月9日]

確かにレンブラント。

[fastrocktailさんの感想 · 2020年5月5日]

葛飾応為、お栄を浅井まかて流に描いた一作。山本昌代の応為坦坦録が北斎とお栄に焦点を当てているのに対して、お栄を中心に虚実の物語を組み合わせて、新たな物語を紡ぎだしている。巣ごもりのこの時期に退屈させないi一冊だった。

[emixrockさんの感想 · 2020年4月2日]

葛飾北斎の娘、お栄ちゃん。
才能はあるのに、いつも父親の影となり、本人はそれで満足なようだが、自分の作品として勝負して欲しいなーと(これは善さんも言っていた)歯痒い部分もありましたが。
彼女の作品て実は知らないのだが、本の表紙がそうなんですね。ライティングが素晴らしい！
光と影の陰影に気付いた彼女は素晴らしい絵師なのでしょう。
あんなクズな時坊のために、借金を返済し、彼女の人となりも魅力的。

[国中千鶴さんの感想 · 2019年8月6日]

葛飾北斎の娘、葛飾応為の物語。娘の視点から描かれる北斎の魅力と、絵師として生きた応為が素敵。

著者プロフィール

作家

「2023年 『朝星夜星』 で使われていた紹介文から引用しています。」