- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101229300
感想・レビュー・書評
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もういちど読む「山川政治経済」36ページで紹介されていたので。
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法学で名前を聞いたので手に取ってみました。読んでいるとなぜか自分が狂っているような感覚がして、苦しいです。最終的に本当に救いのない話だと感じました。解説を読むのがわかりやすくて良いかと思いました。
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浦野所有。
顔に腫瘍をもつ実在の女性をモデルにし、本人の個人情報がほぼそっくり作中で描かれているため、出版差し止めになった問題作です。そのため今日出回っているのは、著者が裁判所に提出した改訂版。そのせいなのでしょうか、表現が単調で、盛り上がれる部分がないまま、あっさりと話が終わってしまいました。
正直いって、おもしろくないです。
話題作として、どんな内容か知りたい人以外にはオススメできません。 -
◆あらすじ◆
競馬に狂った父親。
次々と男をとりかえる母親。
危うい家族の風景の中に、劇作家、秀香の孤独は屹立していた。
韓国での会見では仲介者の裏切りに遭い、日本の演出家は彼女の作品を踏みにじる。
「柿の木の男」の温もりと、美大受験生、里花の奔放さだけが、そばにあった。
真っ直ぐな孤独は、いつも何かに挑みかかり、深く傷つき、彷徨い漂う。
生きることの凄絶さを捉えた傑作処女長篇。 -
史上初めて出版差止を食らった小説です。待ってましたよ。
でもそんなにで、期待していたモノと違ってました。
ただ実名をだされて女性が嫌がっただけだったんだな。 -
両親ともいい暮らしができると表、日本に渡ってきたんだろうけど、結局うまくいかなかったのね。私が13歳のときに還ってきたの。韓国の経済も立ち直ってきたし、韓国だと貧乏しても、そうひけめを感じなくても済むから、かな。
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日本語って綺麗だなあと思った。
でもなんか読後は悲しくなってきた。 -
崖っぷちの人生・・・とまではいかないけど、どこか不安定で、うまくいかない日々。<br>
今の私にはちょっと励みになるような話しでした。<br>
でも、描写が結構過激でびっくりした!
解説を読んで「なるほど〜」と思いました。☆<br><br>
<strong>出版社/著者からの内容紹介</strong><br>
<blockquote><p>
競馬に狂った父親。<br>次々と男をとりかえる母親。<br>危うい家族の風景の中に、劇作家、秀香の孤独は屹立していた。<br>韓国での会見では仲介者の裏切りに遭い、日本の演出家は彼女の作品を踏みにじる。<br>「柿の木の男」の温もりと、美大受験生、里花の奔放さだけが、そばにあった。<br>真っ直ぐな孤独は、いつも何かに挑みかかり、深く傷つき、彷徨い漂う。<br>生きることの凄絶さを捉えた傑作処女長篇。
</p></blockquote> -
センター試験の勉強をしているとき、現代社会で取り上げられた、
日本で出版停止命令にあった数少ない作品の一つ。
僕が読んだのは、出版停止後に、問題の箇所を修正した後の作品。 -
2005年。作品は私小説が多く、無頼派の系譜を継ぐ作家とも評される。実在の私人をモデルにすることも多いため、作品はプライバシーにふれるとしてしばしば問題になる。デビュー小説『石に泳ぐ魚』は、実在の韓国人女性をモデルにしたことにより、訴訟問題に発展し、最高裁で出版差し止め判決がでた。一部の図書館ではこの判決を受けて、同書及び同じ文章を掲載した文芸誌『新潮』の該当部分を閲覧禁止にしている。