ことばの人間学 (新潮文庫 す 2-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101256016

感想・レビュー・書評

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  • 【64/150】50円で古本屋で買ったのだが、鈴木先生に申し訳ないと思いながらも楽しく読んだ。もう30年以上前に書かれたエッセイだが、震災もあったこともあり、全く内容が古びていない。すんばらしい! ということで★4つですぅ〜。

  • 2008/10/11,14,27

    かなり間が開きましたが、読破しました。
    正直、最初は意味がわからなくて「こりゃだめかもしれん」と思ったのですが、
    休憩して他のを読むのはいいとしても、どうしても「読めない」と決め付けて諦めるのがいやな性格なので、読んでみた。
    中盤あたりから面白さがにじみ出てきた。

    日本人は日本語に対して疎いといったような内容が書かれていた。
    確かに日本人は日本語をあまり特異な気持ちを持って使っていない。
    んでもって日本語の不思議さに気づかない。

    特に面白かったのが、
    英語などは「文字」よりも「音」を重視し、たとえば、レイニー といわれればすぐに雨とわかる。
    しかし、日本語に関しては「音」だけで認識できる言葉だけでは成り立たないということがわかるという。
    「あめ」といっても「雨」なのか「飴」なのかわからない。
    「文字」の形(漢字)をみて初めてわかるという仕組みが日本語にはあるという。

    これは大変面白いことだと思った。
    そんなこと深く考えたことなかったからなおさら読んでて「おおおお」と唸ってしまった。
    鈴木孝夫氏はとても喋り上手らしく、人をひきつける、のめりこませる語りをするという。


    確かにそうだとおもった。
    私は見事にはまったその中の一人だ。

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著者プロフィール

1943年岩手県生まれ。三菱系エレベーター会社を経て1967年に独立創業し、鈴木エレベーター工業(現在のSECエレベーター)を1970年に設立。独立系エレベーター保守会社という新しい業態を日本に誕生させる。エレベーターの構造を知り尽くす「技術屋」で、ビジネスの面でもエレベーター業界の風雲児として活躍する。

「2017年 『技術屋が語るユーザーとオーナーのためのエレベーター読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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