さくらえび (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 3859
感想 : 259
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101388236

感想・レビュー・書評

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  •  追悼の意味を込めてさくらももこのエッセイをまとめ買いしました。
     今回のエッセイには息子さんやヒロシ、母がたくさん出てきました。大人になっても愉快なやりとりは変わらず、むしろ大人になったからこそ掛け合いが際立って楽しかったです。
     相変わらず電車で読むと危ないです。ニヤニヤします。
     さくらももこさんの友人の話もいくつか収録されており、皆まるで子ども(?)のようでした。自分ももう大人と呼ばれる年齢になりましたが、「私って大人なのかぁ・・・考え方そんな変わってないなぁ・・・」と思うことがあります。何歳になっても意外とこんなもんなのかなと妙に納得したりしました。

  • さくらももこのエッセイ。
    安定の読みやすさ、そしてフッと笑える面白さです。
    ただ、今回のエッセイはよくある日常の話ではなく、旅行の話とか、有名人との交流の話が多かった印象。
    「さくらももこ」はこういう世界でこういう生活をしてるんだな〜と、私の知らない世界を覗かせてもらっている感じだった。
    面白くさくさく読めるけど、ちょっと物足りないかな。
    「あの日の奈良」は良かった。心温まる話。お茶屋さんまだあるのかな?行ってみたいな。

  • ちびまる子ちゃん!

  •  東大寺に行った。そして大仏を見た。私は過去2~3回、奈良の大仏は見ているのだが、やっぱり大きいよなァと思う。このぐらいの大きさで、本当に生きていて「やあ、ももこさん、あんたねゲームばっかりやってないで、さっさと仕事しないと、オレ怒るよ」なんて言われたら、泣いて謝ってゲーム断ちをするね。(p.189)

    (正倉院)古い長い階段を上がり、門をくぐると典型的なお寺のお堂が静かに建っていた。大きな木に囲まれ、誰もいない寂しさが何とも言えぬ程良い。寺自体の呼吸が聞こえてくるような感じだ。そういう感じが好きな人にはおすすめだ。ハデなのが好きな人には、あまり向いていないかもしれない。
     奈良のくずもちとか、にゅうめんとか、あと茶がゆとかわらびもちとか、お茶屋さんでひと休みして食べるのがおいしいから、ぜひ食べてみて下さい。お寺の近くにはたいていそういうお茶屋さんがありますので。(p.190)

  • 漫画を読んだりアニメを観たりしているのと同じように脳内に映像として浮かんでくるので,楽しくなって往復の電車で読み終わった。母に薦められて最近エッセイを読んでいるけれど,自分の日常に疲れたときに誰かの面白い話を聞く気分で読むと少し気持ちが晴れるかも。

  • さらっと読めるけど、やっぱり素晴らしい。あたたかくて冷たい、けっして明るい人ではないんだろうなと思う。常に物事を俯瞰しているその視線が捉えているものがおもしろい。亡くなったことが本当に残念。もっと歳を重ねて何を作るのかを見たかった。

  • さくらももこさんの日常を描いたエッセイです。面白エピソードが盛りだくさんです。

  • 雑誌「富士山」からの選りすぐり。離婚してからの日常話。
    父ヒロシと母は昔と変わらず、溺愛する一人息子は甘やかし放題。
    まる子時代にはとても共感できたけど、これはちょっと…かな。
    「あの日の奈良」岡寺の坂乃茶屋の色紙の話はあたたかく胸にジンとした。

  • 息子めろんくんとのやりとりが微笑ましい。
    しまなみ海道のサイクリングや讃岐うどんのエピソードは分かる分かると思いながら、さくらももこさん節で面白く読めた。

  • 思わず笑いが漏れる脱力感が心地良い。きれいな景色も、日常の切り離せない下ネタも全部フラットに書いてある。

    旅行記のみの『またたび』も読みたい。

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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