女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 3219
レビュー : 340
  • Amazon.co.jp ・本 (585ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101394329

感想・レビュー・書評

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  • 面白く、先が気になってどんどん読めた。結末には驚いた!けど、性別に何かがあるのはわかりやすすぎてちょっと興ざめ、
    でもなんかこのひとの小説の文体は、いまいち好きになれないな。面白いんだけど、

    血。
    血。

    とか。Vシリーズとかおなじみの作品ではまだ我慢できたんですが。くせ強いよねぇ…

  • 不思議な近未来のお話。
    ある個人の理想世界で静かに、穏やかに過ごす人々。
    外の世界の事など何も知らずに、
    盲目的に自分達の小さな箱庭世界を信じて生きてゆく。
    永い眠りにつくことで、未来に希望を託し、死から目を背けて。
    実際にはその未来は訪れなくとも。知らずに眠り続けて、いつか朽ちる。

    それは幸せなのでしょうか?
    幸せかどうかはわからない…。
    きっと、本人以外には。

    主人公や、女王、神や、様々な人の葛藤もなどが相まって
    不思議で素敵な世界観を作り上げていて、
    その世界観こそが最大の魅力だと感じた小説でした。

  • 人間とロボットの明確な違いはなく、感情は電気的な現象にすぎないという思想を持ち、ヒト(ロボット含む)の心を愛してロイディとのやりとりを大切に思うミチルの考え方の清々しさが、物語全体の独特な雰囲気をつくっている。

  • SF?ファンタジー?な設定のミステリーです。
    閉鎖的な全てがその中で完結した街に行き着いたサエバミチル。その街はミチルの驚くばかりだった。その街で殺人が起きる。誰も犯人を追おうとしない中でミチルだけが犯人を追う。
    普通のミステリーとは全く違いました。私としては本の厚さに対して早く読み終わったと思います。飽きさせない内容です。
    マンガもでていてそっちは絵が素敵です。

  • 端々に覚えていた違和感は、男なのか女なのか人間なのか機械なのか分からない者の一人称小説だからだったのか、と最後の最後に腑に落ちた。
    かの場所はユートピアなのか、実験用の箱庭なのか。

  • 世界観が素敵。一人称で、主人公が未来視点なので、"内部の空気まで冷やす効率の悪い方式"の冷蔵庫だとか、"大昔は価値が紙や金属で作られていて"だとかの表現にドキドキさせられた!「死」を「永い眠り」とする価値観に疑問を感じていた主人公自身が、頭と躰が別々の、ある意味不安定な存在だったとは全く思わなかったし、そういったどんでん返しが最後の最後まで見逃せなくて、読んでいて本当に楽しかった。‬

  • 相変わらずの森文学
    話の大筋が全然見えない…と思って読み進めてたけど、そりゃそうよね。
    視点役のミチルに1番秘密を抱えてるんだもん、分かりにくいわけだ。

    そういう意味ではWシリーズの方が読みやすいかなと思うけど、いつも通りの「人間とロボット」、「意志とは」みたいな展開があってわたしは楽しかったです

  • まあ普通かなー。
    ちなみにロイディのイメージは(STAR TREKの)ディタ少佐。
    100年シリーズとやらの続きは読みたいと思う。

  • Wシリーズ完結記念?に、久々に再読。
    割と動きは覚えていたけれど動機などの機微はすっかり忘れてしまっていました。
    それにしても毎回読むたびに、ミチルという存在に透明感を感じます。
    また五年後くらいにふと読みたいなぁ。

  • 再読。SF的な、ファンタジー的な雰囲気が
    とても好きな作品。
    ミチルとロイディの会話が好き。
    二作目を読んでから改めて一作目を読むと、
    この頃はまだロイディがかたい感じ。
    その代わり具合もすごく好き。

    生と死、罪など、重いテーマを含んだ物語だけど、
    軽快なテンポで物語が進んでいくため非常に読みやすい。

    事件を追う中で、ミチルの葛藤と焦燥感が至る所で伝わって、読んでいて終始ハラハラ。再読だけどすごく楽しかった。

    お気に入りは、ミチルがリンバウに向けて生きることの大切さを話すシーン。言葉のチョイスとか、凄くいい。

    あと戦闘シーンも結構好き。

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著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

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