世話焼き長屋: 人情時代小説傑作選 (新潮文庫)

  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101397252

感想・レビュー・書評

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  • 2011.4.12(火)。
    池波 正太郎「お千代」。 宇江佐 真理「浮かれ節」。乙川 優三郎「小田原鰹」。 北原 亞以子「証」。 村上 元三「骨折り和助」。。。縄田 一男編。

  • 雰囲気が楽しめるアンソロジー。
    小編の中に、人情も風俗もつまっている。
    救いがたい男の「小田原鰹」がイチオシ。

  • アンソロジーって一編くらい微妙に趣味の合わない作品あるものですけど、この本はどれもこれも面白く、オチもどれも素敵でした。トップバッターが池波先生なのに、続く作品がどれも遜色がないのは凄すぎる…。

  • 長屋の住生活を描く短編集。
    江戸の人情があふれてしかたがない。 日本人って、昔から楽しそうに暮らしていたんだ。

    随所に、当時の質素でありながら贅沢な食生活もあり、素朴で磨かれた芸術感性もあり、暮らしがなーんとなく理解できた。

    これから古典にシフトしようかな

  • 全ての作品が文句なしに面白かった。
    強いて言えば宇江佐真理の作品には納得いかなかった。
    もっと面白い作品が沢山あるのに!!

  • 読んだことがない作家が読めるので好きなアンソロジー。「お千代」は少しホラーっぽいけど最後がよかった。「骨折り和助」「浮かれ節」が好きだった。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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