- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101457123
感想・レビュー・書評
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何年か前に読んだのを再読
前より 心に入ってくるというか 重苦しい。
色んな家族がいて 色んな家族の形がある。
家族を作るのは、難しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の生きてる世界はとても不安定で壊れやすいもの。この幸せな生活も幻世なのかもしれない…。「家族とは何なのか?」を、考えさせられる作品です。
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高校教師・巣籐浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅刑事は、ある親子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童心理に携わる氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。
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この人の目に映る世界は、どこまでも薄暗くて寒いのか。
憎しみや悲しみが溢れているのか。
幻世だからねぇ。 -
家族狩りを文庫本かする際の5部作にされた第一部
1部はどうやら登場人物の説明が主な内容
1部ラストでやっと事件が起きる
だが、まだまだ先は見えてこない
続きが気になる -
五部作の一発目なのでまだ何がどうなって行くのか分からん。
登場人物を理解したぐらいかな。特に刑事、馬見原の事がよく分かった。 -
天童荒太の五部作の一作目。
トラウマを持ち、生徒よりも自分の保身に必死な高校教師。
封建の象徴のような存在でありながら、そのせいで大切なものを失い、苦々しい思いを抱えながら生きる刑事。
ちょっとした歯車のズレから心のバランスをくずした女子高生。
再読ながら
訴えるものが多すぎて朝の電車でくらくらする。 -
「悼む人」以来、天童さんの本は二作品目になる。内容がグサグサと突き刺さって来るので、読める時と読めない時の差は激しいかもしれない。マイホームについての見解は思いもよらなかったので、目から鱗でもあった。良いか悪いかは別として、だ。様々な社会的問題に辟易した思いが伝わってくるが、それでも主人公が取る行動に救いを求める姿が伺える。第一部では事件が起こった所で終わっているため、陰の部分を想像しながら読み進めた。人が普通に生活をしていくことが実はどれほど難しいか、一体何が普通だといえるのかを考えさせられる。
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とてつもなく暗い物語を読みたいときに最適だと思う。
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まだまだ序盤。
人物の背景説明と事件が始まる予感程度。
先を読まなきゃどうなるかわからないかな