ころころろ しゃばけシリーズ 8 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101461281

感想・レビュー・書評

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  • しゃばけシリーズ第8弾。今回はメジャーな妖怪がたくさん出てきたかな。いくらキャラクターが増えても世界観が壊れることもなく、より深みを増していくしゃばけワールド。「ころころろ」は始まり方が結構ビックリだったし、「物語のつづき」はちょっと切ない。
    ここまでシリーズを読んで思ったこと。・・・和菓子が無性に食べたくなった。

  • 「物語のつづき」のラストにうるっときた。『でも逝った人は、取り返せはしない』…若だんなと、妖たちは、さいご、どうなるんだろう。
    佐助がすてきな「けじあり」もすき。
    2013.10.07

  • 短編集だけど、つながっていて面白かった。
    表題作の「ころころろ」が一番印象に残った。いつも冷静な仁吉がてんやわんやなのが笑えた(笑)
    ほっこりするけれども、切なくほろ苦いラスト。神様や妖と人との時の流れは違うけれども、しゃばけシリーズはいつまでも続いてほしい。

  • 神様まで出てきたよ・・・
    ま、貧乏神は今まで出てきてたからそんなに驚く事ではないのかもしれないけどね

    小分けの話しかと思いきや、実は長編という作りなのはいい

    巻末の萩尾望都との対談も面白い

  • しゃばけシリーズの時を越えて一繋がりの短編集。
    目が見えなくなった若旦那の光を取り戻すために別れて動く仁吉、佐助それぞれの視点の話が面白い。
    「ほねぬすびと」が一番ミステリーぽいかな。
    最後の話は切ないですが、巻末の対談はすごく豪華で贅沢な短編集です。

  • しゃばけシリーズ第八弾「ころころろ」読了。若だんなの初恋物語や突然目が見えなくなった若だんなのため、てんやわんやする長崎屋を描く短編集。なんとも理不尽な神様が出てくるが、鳴家をはじめ妖は、いつも通りにマイペースで楽しい。やっぱり長編の方が好き。

  • しゃばけシリーズ8作目。
    今回は連続短編でした。
    このシリーズはガッチリ短編の方が好み。

    若旦那、目が見えなくなってしまいます。
    もう多少の事じゃ焦ったりしないんですね。
    若旦那が独り立ちする日を楽しみにしていますが、そしたらシリーズが終わってしまうのか。

    むむむ。どちらも捨てがたい。

  • 読み手に、ヒントが出されていつつも、結末を気付かせない話の運び、時代小説+推理小説+ファンタジーの融合ですね。

  • 若旦那の目が見えなくなった。
    どうやら神様の仕業らしい。
    若旦那を救うためにみんなが頑張る話。

    佐助が所帯もって、お店をするという話が好きだった。ビューティフルドリーマー。

    ラストはなんだかなあと。
    うっかりですまされないよ、神様。
    娘がずっと神様を待って寂しく暮らしていたらと思うと、切なくて仕方ない。

  • 妖達、安定の愛らしさ。ぞろっと揃うと賑やかで良いね。

    表題作が一番良かったかな。

  • 妖怪、神様寄りの登場人物が多かった巻。

    「けじあり」では、
    妖怪の癖にヘタレ、と思いきや、
    最終的には佐助の株が上がるオチ。

    「産土」のときもそうだけど
    佐助視点の話は詳しく書こうとすると
    ネタばれになる話が多いから困る。

  • 楽しかったー!
    仁吉と佐助。2人の兄やが本当に若だんなを大切にしている描写に、にやにやしていました。すごく過保護なのに、ときどき、若だんなの成長を黙って見守るときもあるのだなあ、と。
    若だんなを心配する他の妖たちも可愛かったです。

  • 再読
    今回は若旦那の目が見えなくなってしまう。生目神様の玉を探して何とか若旦那の目が元通りになるように仁吉、佐助が奔走する。
    若旦那の初恋も描かれていてほっこり。短編というより、全てが繋がっているので長編としても読める。そのためか、単調になりがちでちょっと盛り上がらないところもあったかな。
    神と人の時は違う。度々、妖と人の時の感覚の違いが出てくるけどら今回は自覚がないだけ、生目神様が後悔におそわれないか、、切ない。

  • ずっとこの世界観が続くと良い、と願ってしまう。

  • 面白かったけど第8巻みたい。一巻から読んでみないとキャラの特徴がわからなくて想像しにくかった。

  • 安定の面白さ。様々な伏線が張られるが、後半でスッキリ回収される。通常、そこかで無理が出てくるものだが、この本は長期シリーズでもちゃんと整合性が取れているのがすごいし、一つ一つの物語だけでも単体で楽しめる。出版済みの本はまだ10冊くらいあるようなので、これからも楽しみ。

  • 2013.8.15

  • シリーズ8巻目

  • 1.00

  • しゃばけシリーズ8弾。

    若旦那が12歳のときの淡い初恋の話が可愛らしい。

    そしてやはり全編にわたって小鬼たちが愛くるしい。

  • 大事件! 若だんなの目が見えなくなったって?

    持ち込まれた事件を解決した後、目が見えなくなった若だんな。佐助と仁吉も事件に巻き込まれて、いったいどうなる若だんな。短編が連なって、一つの大きな流れになるタイプで書かれている。「しゃばけ」シリーズは色々なパターンがあって面白い。

    「ころころろ」妖・小ざさと妖の見える子ども・万太に懐かれ、巻き込まれて彼女の面倒をみる仁吉。若だんな意外に振り回される仁吉はなかなかに珍しい。

    「けじあり」最初は、佐助どうしたんだ? となるけど、これも若だんなの目を取り戻すため。

    「物語のつづき」生目神様との知恵比べ。生目神様の抱えていたものとは。人とは生きる時間の違う神や妖。決して長くはない人生を思う若だんな。切ない終わり。

  • 若だんなの初恋(失恋?)からはじまり、まさかの失明や鬼退治、昔話、神様話など、一層賑やかだけど、読み終わったあと、ちょっと考えさせられた一冊。神々と妖、人間などが共に暮らし、連綿と紡いできた日の本の歴史は現代で断絶しかけてはいまいか?まあ、難しいことを抜きにしても、相変わらず面白い!短編同士がしっかりつながって展開していくので、途中で止められず、一気読みにて深夜に(苦笑)五徳はまた出てきて欲しい!

  • 2015 3/1

  • 連作短編の形式ではあるけれど全体でひとつの事件を解決する長編。突然、目が見えなくなった若だんなと、生目神の話。

    「はじめての」「ほねぬすびと」「ころころろ」「けじあり」「物語りのつづき」

    対談:萩尾望都

  • しゃばけシリーズ、以前はすごく好きだったのですが…。
    文体がライト過ぎてついてゆけず、1話目を読んで断念しました。

  • 300307378  B913.6-ハタ

  • 佐助の話と最後の物語のつづきがよかった。
    何故だか読むのにものすごく時間がかかった。
    前ほど心躍らなくなったしゃばけシリーズ。

  • 読了。

  • 2013/4/23

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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