- Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101461281
感想・レビュー・書評
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1冊通して1つの問題を解決する、という、今までにない展開となった今作。ちょっとしたミステリーのようにもなっていて、特に「けじあり」などはドキドキ。
また、人に恋した神や、未練や憤怒の果てに人間の域を越えてしまったもの、なども登場し、
今までの“どこか憎めない妖たちのお話”とは少し違った「しゃばけ」を読むことができました。
安定の★5つ!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今回は、若だんなの過去から話が始まったので驚いたのですが、後の話の前ふりなのでした。
仁吉、佐助が若だんなから離れて別行動だったので、それぞれが主役の話が読めて良かったです。
特に佐助はどうしちゃったの?と思いました(笑) -
やっぱり、ほっこりする話です。
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好きなシリーズだし、読書中はいつもの妖(あやかし)達と若旦那の騒ぎも楽しかったのだが。
・若旦那の目が見えなくなった理由が納得できない。全然関係ないじゃない
・若旦那が前髪のころの今回の大元の一件って?
・兄や二人が頑張って玉が二つ手に入ったが、二つは要らなかった?
何だかな~。品陀和気命って八幡様、応神天皇でしょう。らしくないな~。
本筋じゃ無いとこまで気になっちゃって、今回はどうもねえ。 -
相変わらずのペース感と変わらない若だんながこのシリーズの醍醐味☆
「ころころろ」は擬音語だね。 -
若だんな に起こった病は神さまの仕業
日本の神さまとは?ギリシャ神話に出てくる神様もそうだけど
なんだか人間に近い感じがする。同じような感情があるような。
神さまの 思いを解きほぐした若だんなってすごい。
体が弱くてもそれがどうしたと言う気持ちになる。
いつもの妖怪たちが、桃太郎や浦島太郎のその後のことを好き勝手に
想像して話すのがおかしい。そんな場合もあるかもと納得できるのが不思議。 -
江戸の大店廻船問屋兼薬種問屋長崎屋の一人息子の身体の弱い若だんなと彼のとりまきの妖たちが巻き起こすユニークな推理小説、しゃばけシリーズ第8弾。5編のストーリーでそれぞれなりたっていますが、全体としては、若だんなの失明の謎を解明する話になっていました。
12歳のときに生目神とかかわっていた若だんなは、ある日急に目が見えなくなります。その原因が最初はわからず、忠実な若だんなの「兄や」たちは若だんなの目を治す方法をみつけるのに悪戦苦闘。どうやら、生目神に原因がありそうだということで、生目神を捜す旅に出た仁吉、夢の中で生目神の謎をとくため深い眠りへついた佐助。命がけの二人の活躍が実を結び、生目神が捉えられますが、そこには意外な過去と素顔がありました。
なぜ若だんなの視力を奪わなければならなかったのでしょう。
人間嫌いの生目神はしゃべらず、作者も謎のままにしているので、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。でも、あわてものの神様や若だんなの一大事に大活躍する鳴家たちの愛らしさは健在。主要登場人物のユニークさやその一途さに拍手したくなる本でした。
しゃばけシリーズは、人間の弱さや人生のはかなさなどをやんわりと諭してくれます。『ころころろ』を読んで、それはシリーズ全体の大事なコンセプトなのだと再確認できました。 -
相変わらず可愛らしい内容。
二人の兄やがメインになってる話が多くて楽しめました。 -
あっという間に読み終わった〜!YONDA?の福袋欲し〜!!
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若旦那一太郎の目が見えなくなる話 連作短編集
妖たちの若旦那を思う気持ちが前面にでている。ちょっとうるさいくらい。 -
この著者の文は、なんというか、やわらかい表現の日本語で、心地よく読める。
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若だんなの目が見えなくなる。仁吉や佐助は大騒ぎ。
しゃばけシリーズ、連作短編集。
相変わらずほっこりとして良い。
佐助に奥さん?仁吉が大変なことに?と今回も盛りだくさんで楽しい。 -
しゃばけシリーズ8作目。
今回も若たんなとお馴染みの妖怪たちが良い味だしてます。
切なく、考えさせられる内容になって,そこに妖怪たちの可愛さが合わさって読みやすくなっている。
安心して読める一冊。 -
なんかつぼりました、今回のは特に。
続いてるんだけど、さらっと連作短編方式で区切られているのが、いつもながら読みやすいー。
区切っててもらえると、歯止めがきくので、休憩できるので、助かります。 -
若旦那シリーズ。再読。
それぞれ、1話は若旦那の初恋、若旦那が目が見えなくなる2話。
いつもクールな仁吉が意外な面倒見の良さをみせる3話。
芯から強い男、佐助が女を救う4話、神だとていろいろ抱えてる生目神の話が第5話。
全体で、目の見えなくなった若旦那に光を取り戻そうと皆が奮闘します。それぞれのキャラの意外な一面も読める1冊です。 -
畠中恵のころころろを読みました。
江戸時代の妖が活躍するしゃばけシリーズの8冊目でした。
大妖の皮衣を祖母に持つ廻船問屋長崎屋の若旦那一太郎は病弱で、ちょっとしたことで熱を出して寝込んでしまいます。
しかし一太郎は妖と仲がよいので、まわりには自然に妖が集まってきます。
一太郎とまわりの妖たちが織りなすにぎやかな物語が描かれていきます。
この巻では一太郎がひょんなことから生目神のたたりを受けてしまい、目が見えなくなってしまいます。
一太郎の目に光を戻そうと長崎屋の番頭たちや妖たちが活躍します。
まあ、マンネリ化の傾向はありますが、安心して楽しめるシリーズなのでした。 -
しゃばけシリーズ8作目。妖たち、特に鳴家達がいつもながらかわいい。最後の「物語のつづき」の結末はせつなかった。
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店頭で発見し即お持ち帰り♪
今回は若旦那が・・・目が見えなくなっちゃうの??
とちょっと驚きの展開
普段ならあやかしと人情模様なのに
今回は神様が出てきちゃうからさぁどうなるものやら
相変わらずのテンポのよさと
時代物とファンタジーがいいバランスでミックスされてる感に
ぐいぐい引き込まれます -
今回は若だんなの目が見えなくなったり、佐助にお嫁さん!?と急展開の刊でした。ホントに佐助の一番が若だんなじゃなくなったらどうしようかと思いました。人と妖の時の流れが違うという現実に置いていく者と置いていかれる者の切なさが感じられました。
そんな中佐助にでこぴんされる鳴家が可愛くて見たかったなぁ(笑) -
今回は、妖の世界だけではなく神様が関わってきます。
全知全能の神様ではなく、心に(?)闇を背負った切ない神様…。
目が見なくなった若だんな・一太郎が対峙します。
毎回、病弱でお布団から離れられない一太郎ですが、家鳴りを可愛がり、誰に対しても毒を吐かない優しさにほっこりします。
相変わらず、仁吉も佐助もカッコいい!
それぞれが、若だんなのために奔走しながら、活躍します。
なんだかんだと、文庫で8冊目。しゃばけの10周年だそうです。
楽しいシリーズです。 -
20111202
シリーズ8冊目。
連作短編になってます。
萩尾望都氏とのスペシャル対談あり。
はじめての
ほねぬすびと
ころころろ
けじあり
物語のつづき
仁吉と佐助のオタオタっぷりがいつになく面白かった。 -
若旦那の周りでオタオタする仁吉、佐助が可愛いw
妖怪、神様とのズレが面白かった。
若旦那の淡い初恋にキュンとしました♪ -
2回目読んでもやっぱり面白かった。