四元館の殺人 ―探偵AIのリアル・ディープラーニング (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101802206

感想・レビュー・書評

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  • シリーズものと知らずに読みはじめ、所々わからないけど問題なく読了。

    求めていたものとは違うので無茶苦茶なトリックには苦笑かな。

  • 彼女を守り続けていた。
    狙われる事を予期していたまではいいが、こんな大規模な要塞を作るだなんて誰も思わないだろ。
    最終的に共闘の様な結果にはなったが、これからもオークションを開催するつもりなのか。

  • 今度の舞台は雪山の館。驚天動地の犯人、爆誕!?
    「犯罪オークションへようこそ!」犯人のAI・以相が電脳空間で開催した闇オークション、落札したのは従姉を殺され復讐を誓う少女!? 以相の企みを阻止すべく、探偵のAI・相以と助手の輔が辿り着いた先は、奇怪な館、四次元館だった。連鎖する不可思議な殺人事件。人工知能の推理が解き明かす前代未聞の「犯人」とは!? 本格ミステリの奇才が“館ミステリ”の新たなる地平を鮮烈に切り開く! 『yom yom』連載を加筆修正。
    (2021年)
    — 目次 —
    IA
    AI
    IA
    AI
    IYAMA
    AI
    AIA
    IYAMA
    AIIA

  • この発想に脱帽。
    館モノとして王道っぽい進行でシリーズの中では一番読みやすかった気がする。まさかの予感はあったものの、やっぱりこの展開には驚きました。凄いわ。

  • 最後えぇええだった。
    現実離れしてるなぁ。これが小説の醍醐味かもしれない。相変わらずサクサク読めて良かった!

  • 今回、以相の出番はほとんどなかったが、相以と主人公の探偵&助手らしい動き、そして館&ありきたりなクローズドサークルという古典的な探偵ものをしているかと思いきや…やはりAIものらしいというか、これはSFミステリーだと再認識した。AI特有の問題点をテーマにしつつ、こういったミステリーに仕上げられるのは三作目が出ているだけある。
    ただ、依頼者がぽっと出のただの元山ガールなのは少し拍子抜けであった。

  • 語り部の合尾のキャラがキモいので読むのがしんどいんだけど、文章が簡単なので、サラッとは読める。
    さほど難しくもない漢字にふりがなが付いてるところからして、子ども向けかな。

  • ディープラーニングとかAIの限界とかを無茶な設定で面白く知ることができるシリーズで、毎回楽しみ。

  • 四元素をモティーフにした奇抜な館。
    館モノとしてちょっと見たことないパワフルな真相に嬉しくなる。どういうこっちゃ。
    だけど館の意匠の使い方も逆説のロジックもしっかり本格ミステリを指向してて、総てが在るべき形に収まったー!という説得力が。
    シリーズ作品じゃなければもっと広く読まれるのでは!とも思うけどこのシリーズだからこそのこの説得力だしなあとも思う。

    キャラクターメインのライトミステリとして読めるので凄みに圧倒されるというよりさらっとした読み味だけど(語弊を恐れつつ言うけど勿体無い)、そうそうこれなんよ!となれた。設定上、探偵、助手ともにミステリマニアというキャラ付けだけどそれもそうそうこれなんよ!という達者な書きっぷり。

    馴染み深い新本格ミステリ色が強ければ強いほどAI探偵の異質なスペックとかシリーズ特有のトンデモ展開が映えるのでこの路線で続編めっちゃ期待。楽しい。
    そして相変わらずの早坂さんの地肩の強さ...。技巧冴え冴え。

  • 館もののミステリーですが、文字通り館ものってかんじですね。この表現だけでネタバレになります。
    それを面白いと思えるかどうかだとおまいますが、私は楽しめました。

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著者プロフィール

早坂 吝(はやさか・やぶさか)
1988年、大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学推理小説研究会出身。
2014年に『○○○○○○○○殺人事件』で第50回メフィスト賞を受賞し、デビュー。
同作で「ミステリが読みたい! 2015年版」(早川書房)新人賞を受賞。
他の著書に『虹の歯ブラシ 上木(かみき)らいち発散』『RPGスクール』『誰も僕を裁けない』
『探偵AI(アイ)のリアル・ディープラーニング』『メーラーデーモンの戦慄』などがある。




「2019年 『双蛇密室』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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