- Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102003015
感想・レビュー・書評
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心の中には二面性が誰しもある訳だけど、私もジーキル博士の様に、『分離出来ればいいのに!人生のおいしいとこだけ味わいたい』と考えたことがある。
この本を読んで、まず思ったのは書いたスティーブンソンはすごいな、ってこと。人間をよく観察っていうのか、汚いところにも目をやって書き出したのはすごいと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新書文庫
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人間にある二面性、というか、善と悪は必ず自身に存在するものだと思う。それを形にしちゃダメだよね。どちらかの比率が高くなったら「良い人」「悪い人」に分類されるけど、悪の中の善を汲み取って自身を救ってくれる他人もいるし。途中で気づいても止めれなかったジーキルの弱さ。
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高潔な人、と呼び名高い彼の家に出入りする醜悪な人物。
彼の正体は、実は変身した、彼の人だった。
有名な本、ではありますが、こんな内容だったとは…。
てっきりそのままの姿での二面性、かと思ったら
変身している、という状態。
それまでは普通に、どう別人を装っているのか、と
考えていたのですが、まさかの落ち。
あらすじには書いてありましたが、そのままとは…。
結局、人間どちらか一方でできているわけではない、と
そういう事かと。 -
有名すぎて読んでなかったけど、読んでよかった。
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【219】
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えっと、薬で人格はおろか外見まで変化することを可能にした良いコちゃん(いい大人だけど)が、隠蓑にして悪いことして楽しんでたのはいいけど、いつの間にか悪い人格(外見)に乗っ取られそうになって苦しんでおしまい、って話ってカンジ?
もっとすんごい凶悪犯とか思っていたら、小粒でがっかり。
流れだけ聞いてて初読みだっただけに、期待が大き過ぎちゃったかも。