ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)

著者 : スティーヴンソン 田中西二郎

• 新潮社 (1967年3月2日発売)

感想・レビュー・書評

[librarylovers13さんの感想 · 2013年11月15日]

タイトルだけ有名な小説だと思います。どんな女にも天女と夜叉がいると言うように、ハイド氏は元々ジーキル氏の中にいたのだろうなと思います。（ネタバレすみません）

[hanadama133さんの感想 · 2013年10月20日]

二重人格者の物語というのは知っていましたが、博士がもともとは普通の人間だったとは思っていなかったので、おもしろかったです！
ふとした欲から軽々しく薬を服用してしまい、それを繰り返すうちにますます引き返せなくなり…結末は悲しくて恐ろしかったです。
でも、博士の裏返しの存在であるハイド氏を、全面的に否定する気持ちにはなれませんでした。
それは私の心にもハイド氏が住んでいるからかも…？

[ひーさんの感想 · 2013年10月14日]

想像してたよりもだいぶ単純な話で驚いた。

[つさんの感想 · 2013年10月10日]

これ、わたしの純文学人生の一番最初の作品です。膨大な本の波に埋れて、何を読めばいいのかまったく分からなかったときに、これを読んでみたら？と教えて頂いて、それからわたしの純文学を読む習慣ははじまりました。
あの頃と全く変わらぬ新鮮な読後感。ミステリー、怪奇小説と呼ばれる、いわゆる大衆小説的な傾向の作品ながら、硬めの翻訳としっかりとした描写で大衆小説的な娯楽性のみ、みたいな感は全然ない。押し込まれて押し込まれて押し込まれた人格が、という、フィクションながら人間の底の恐ろしさを感じさせて、救いはなくて、でもすごくわくわくする。
世界にはこういう本が、わたしの知らない本が、いっぱいあるんだ、なにがなんでも読まなきゃと、狂ったように乱読することになる、その発端の、わたしにとってとても思い出深い本です。

[りさんの感想 · 2013年9月16日]

ジーキル博士の独白(手紙)部分が印象的。

善人として自他共に認める博士が、着実に悪人ハイドの人格に侵されていく。現実にはありえないと思いつつも、ぞっと怖くなりました。

[ナツムシさんの感想 · 2013年9月12日]

中学の時に買ったのを久しぶりに再読してみたら…
ジーキル／ハイドの恐るべき人格転換の顛末よりも、一部始終を追うアタスン弁護士の友情の篤さにじんと来てしまいました。

[chstmtさんの感想 · 2013年9月7日]

タイトルだけは有名だったから、ふらっと買って読んだ本。

肩透かしにあった本。

とりあえず、「読んだ」ということだけ記す。

[koutaquarterさんの感想 · 2013年9月2日]

有名すぎるくらいに有名な作品だけど、あらためて読んでみるととても男性的な小説だった。身勝手さとか思いきりのよさとか。おもしろかった。

[日向夜久さんの感想 · 2013年8月14日]

善良な医師ヘンリー・ジーキルは、心の悪を象徴するもう一人の自分エドワード・ハイドに薬で姿を変える。しかし表と裏の二重生活を送るうち、ジーキルに戻れなくなり自滅する。

翻訳は少し分かりずらい。

*2011.8 *2013.8

[eigo07tj001さんの感想 · 2013年7月22日]

誰もが知るジーキル博士とハイド氏。
ただ、結末を知らずに読みたかった。笑