誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102100066

感想・レビュー・書評

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  • (キスをするとき)鼻が邪魔にならない?は名台詞

  • 舞台はスペイン内戦。
    映画ではイングリッド・バーグマンがマリア役。
    神々しいまでに美しい女性ですね。

  • 今から約70年前のスペイン内戦での、ロバート・ジョーダンとマリアの長編恋愛劇。ヘミングウェイの文章の男臭さ・ハードボイルドさ具合が混然として、独特の世界観を形作っています。

    主人公に負けず劣らず、アンセルモやピラール、パブロといった脇役の個性がすごい!そして重い!個々の人々の心理描写の何と深いことでしょう。でもって、最期の、重傷を負ったジョーダンとマリアの別れのシーンでの、主人公の心の葛藤と行動の格好良さが秀逸でした。

  • スペイン内戦を舞台とし、ロバート・ジョーダンとマリアの恋を描く。
    事実を点で打つようなヘミングウェイの文章が立体を明確に写す。

  • 男臭い。最初は断定的な文章の調子に慣れなかった。だけど、どんどんどんどん物語りにのめりこんでいく。スペイン内戦。鉄道爆破の命を受け、いつ死ぬか分からない極限の中で出会ったロバートとマリア。燃え上がる恋。現代の日本社会の中でここまで激しく切なく恋をすることは、もはや不可能なことになってしまった。だからこそ憧れに似た非日常的愛への憧れが生まれる。

  • ぶっちゃけワンパターンだったようなとか書いたら怒られそうですが話言葉がいきいきしてて読みやすかった

  • 初めてヘミングウェイを読んだ。
    結構おもろかった。
    なんだか生々しかったけど。

  • 「老人は海」でヘミングウェイはだめかも、と思ったがこれは読めた。ちょっと長かったけどね・・・。「ワイセツ」がうけた。

  • ロベルトおおおおおお!

  • 戦場が舞台。独特の雰囲気の中での会話が生々しい。

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著者プロフィール

Ernest Hemingway
1899年、シカゴ近郊オークパークで生まれる。高校で執筆活動に勤しみ、学内新聞に多くの記事を書き、学内文芸誌には3本の短編小説が掲載された。卒業後に職を得た新聞社を退職し、傷病兵運搬車の運転手として赴いたイタリア戦線で被弾し、肉体だけでなく精神にも深い傷を負って、生の向こうに常に死を意識するようになる。新聞記者として文章鍛錬を受けたため、文体は基本的には単文で短く簡潔なのを特徴とする。希土戦争、スペインでの闘牛見物、アフリカでのサファリ体験、スペイン内戦、第二次世界大戦、彼が好んで出かけたところには絶えず激烈な死があった。長編小説、『日はまた昇る』、『武器よさらば』、『誰がために鐘は鳴る』といった傑作も、背後に不穏な死の気配が漂っている。彼の才能は、長編より短編小説でこそ発揮されたと評価する向きがある。とくにアフリカとスペイン内戦を舞台にした1930年代に発表した中・短編小説は、死を扱う短編作家として円熟の域にまで達しており、読み応えがある。1945年度のノーベル文学賞の受賞対象になった『老人と海』では死は遠ざけられ、人間の究極的な生き方そのものに焦点が当てられ、ヘミングウェイの作品群のなかでは異色の作品といえる。1961年7月2日、ケチャムの自宅で猟銃による非業の最期を遂げた。

「2023年 『挿し絵入り版 老人と海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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