- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102111024
感想・レビュー・書評
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再読本。
前半部の苦労するバックも好きだったが、今再読すると後半部の活躍するバックの方が興奮できる内容だった。
成長を喜べるということで、自分もこのバックが大好きなんだなとこの歳で実感した。
しかし、昔の新潮文庫は字が小さいなー。 -
アラスカの厳しい自然を表すような、シンプルでかっちりした文章。ただひたすらに生きることだけを追い求める犬たちの姿を描き出すのにも役立っている。
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運命に翻弄されながら野性に目覚めてゆくバックの生涯を、重厚な神話的語り口調と言っても言い過ぎではないような文調で読者にページをめくらせていく。ジャック・ロンドンの語り口はいささか大仰過ぎて興醒めするきらいもあるが、その大仰さ故、読者を惹き付け最後のセンテンスまで一気に読ませてしまう効果もあると思う。また、ジャック・ロンドン氏自体はアラスカやカナダなどの極北の地に1年も滞在していなかったという事なので、彼の想像力の膨らませ方の見事さとその提示の仕方の巧妙さー裏を返せば嘘のつき方の上手さということでもあるし、小説家としての腕の一流さということでもあるーが素晴らしいと思った。個人的には橇犬としてバックが過酷な労働をこなしていく記述を読んでいて、ユーコンクエストやアイディタロットなどの犬ぞりレースでの橇犬の扱いとのものすごい違いを興味深く読んだ。やはり、現代のレースとしての犬ぞりは、スポーツであり、賞金や名誉や他者との競争心などといった方面の人間の”エゴ”を追求する競技であるという事を再認識した。
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こっちはイヌ→オオカミのお話。
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オオカミ的な野性の芽生えを感じながらも、ソートンという人に恋をしたイヌのバック
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100717(mt 100812)
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2009/05/06
映画「イントゥ・ザ・ワイルド」の
クリストファー・マッカンドレスという学生が
愛読していたジャック・ロンドンの代表作。
主人と平和に暮らしていたイヌのバックが、
突然使用人に売り飛ばされ、
アラスカの地を橇犬として最も激烈な試練を乗り越えた結果、
徐々に野性の血へと目覚めていく。
「そこには、生命がそれ以上高まり得ない
生の頂点をしめす忘我の境があった。」
しかし、レビューを拝見して、私も読んでみようと思います。
たしかに、昔の文庫は活字小さいですよね。
私も「...
しかし、レビューを拝見して、私も読んでみようと思います。
たしかに、昔の文庫は活字小さいですよね。
私も「坂の上の雲」を引っ張り出して、ドラマの当該部分を読みなおしましたが、字が小さかったです。