- Amazon.co.jp ・本 (566ページ)
- / ISBN・EAN: 9784102193099
作品紹介・あらすじ
この世界の向こう側には、背中合せにもう一つの世界がある。そこは科学ではなく魔法の支配する世界である。ジャックの母は向う側では女王で、やはり死の床にあるが、生命を救えるのはタリスマンだけだ。ジャックはどうしてもタリスマンを手に入れようと思う。2つの世界を跳躍しながら、西海岸への辛い旅を続けるジャック。-童心を失わない大人たちへのノスタルジアの贈り物。
感想・レビュー・書評
-
ものすごい傑作。指輪物語とダークタワーを足したような話、それが文庫本1200ページで読めるのはお得です。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
キングを読んでて初めてファンタジー色の強い作品に出会ったのかも。面白かったなぁ。
-
ジャック・ソーヤー少年が病気の母を救うため、〈テリトリー〉という異世界と現実世界を行き来しながら願いを叶えるタリスマンを求めて旅する物語。
一言でいってしまえばこれで終わってしまうのだけど、普通のファンタジーと違って全く一筋縄ではいかない。
ジャックはテリトリーで勇者になれるわけではないし、現実でも厳しいアルバイトが待ち構えていたり、不良少年の更生施設に入れられてしまったりする。
少年の冒険には仲間が付き物だが、狼男と字面では強力に感じるけど現実世界と最後まで相入れなかったウルフだったり、ファンタジー的なものをある理由から徹底的に拒否するリチャードだったりと、困難が付き物だ。
現実世界の無常さやファンタジー世界の描写に引き込まれる作品。
アメリカの時代背景をもっと理解してたらまた読み直したい作品。 -
はじめとてもおもしろくてよかった。けど下巻の途中から少しいまいちだった。
-
とにかく夢中で読み終えてしまいました。
なんて面白いんだろう・・・そんな思いは残っているけど、また何十年ぶりに読んでみようかな^^ -
ほどほどに感動するが、やっぱり何となく納得できない。
-
わずか12歳で母親を救う旅に出た主人公ジャックは、旅先での争いや仲間との別れ、助け合いを経て逞しさを身につけていく。
一方モーガンスロートの息子リチャードスロートも、自らの父親が悪であることを受け止め父との戦いと決別を誓う。
少年達の成長を見事に描いた、キングらしい傑作 -
12才の少年が魔法の世界へトリップ。この複雑で不思議な世界に迷い込み 2人の母親のために困難に立ち向かっていく。この旅はジャック・ソーヤーを成長させたようだ。面白いのである。これ異色の冒険小説だよなぁ。
-
少年がだんだんと成長し、読んでてもその成長ぶりが目に浮かぶよう。
後半は非常にテンポ良く、あっという間にすすんだ感じ。