回想のビュイック8 下巻 (新潮文庫 キ 3-38)

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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784102193389

感想・レビュー・書評

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  • 不可思議な車、ビュイックにまつわる奇譚の数々。
    過去と現在が交差し、謎は深まるばかり。
    なのだが、いかんせん、キングの特徴とも言える、「細かすぎてわからない」。
    恣意に富んだ作品だとは思うんだけど、面白味には欠ける。

  • 結局なんだったのか明かされないまま終わったんだっけ。

  • うーん、つまんなかったよ。 原因もわからず、おしまいまで話のない話、やっぱりイヤだと思う、ネッドでなくても。
    年をとっていろいろ賢くなるのはいいんだけど……うーん、キングさんは純文学向きじゃないし、たぶん。「クリスティーン」の方が面白いでしょ、やっぱり。

  • アメリカの片田舎の警察署の喫煙所で警官たちが昔話に花を咲かせている。その輪には殉死した同僚の息子も加わっている。警官たちは懐かしい話をしながら、その息子に語り伝えているのだ。Bガレージにある奇妙な車のようなものについて。
    スティーブン・キング氏の常套手段である『語り』の物語。語る者が変れども、その語り口はどれも引き込まれるものだ。

  • スティーブンキングにしては久し振りにつまんなかった。短編でいいんじゃないの?

  • 奇怪なビュイックに見えるモノを、父の同僚の警察官たちがかわるがわる語っていく形式はおもしろい。

    理解できないものに直面してしまった人間はどう行動するのか?そんな事で警官いいのかぁ?と思いながらも、ふとわが身を振り返る。

    日常の筋の通らない理不尽な事に出会っている自分はどのように行動しているのか?汗、汗、汗。

    このように、内容はストルガツキー兄弟的にほっておかれるのですが、わが身を振り返ってぞっとするホラーなのでした。

  • 「ホラーじゃないキング」というが、「中途半端なキング」だと思った。
    部分部分はさすがと思うけど、大きなテーマは何なんだろう。

  • 我らがキング様は相も変わらず。これなんかなんてことない話なのだけど、ホント読ませるものです。面白し。

  • 読み終えてみれば一人の少年が大人への一歩を踏み出す切っ掛けとなるその瞬間を描くために延々と物語を積み重ねてきた話だった。最後の最後にキングらしい、でもずいぶん丸くなった感じの展開があるのはご愛敬。

  • しんどしろい

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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